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2008年11月 7日 (金)

カズさん in 日経新聞(11月7日版)

今日の日経新聞にまたカズさんの「サッカー人として」が掲載された。

今日の内容は先週の今期初ゴールに関しての記事だ。

倒れこんでのゴール自体よりも、その前のキックフェイントこそが見せ場であり、カズさん自身「僕らしさが表れていた」そうだ。

・・・なるほど、あのキックフェイントには見事にDFがひっかかっていたもんなあ。あくまでもドリブルにこだわるカズさんらしいコメントだ。

最近は本来のFWとしてではなくMFとしての起用がほとんど。最盛期とは違う役割が要求される。MFってキツイんだよなあ。「ボールも人も動く」現代サッカーでは最も走る距離の長いポジションだ。それをJ最年長でこなしているのだからカズさんには本当に頭が下がる。

そして記事の最後の方はこう締めくくられている。

「ドリブルで相手を抜くのも、つなぎ役になるのも、守備で相手のパスを止めるのも、いいプレーは全部価値があって、ゴールを1つ奪えばそれでOKというものじゃない。・・・バランスよくプレーすることの大事さを感じている。」

う~ん、共感する。日本サッカー協会の犬飼会長が「あれだけ日の当たるところでプレーした選手がJ2でドロドロになってやっている。日本の宝だ。」と絶賛したらしい。そうだろう、そうだろう。

でもこの精神は会社勤めの人間にも当てはまると思う。

会社人生、必ずしも右肩あがりばかりではない。そうでなければみんな社長になっている。たまには立ち止まることもあるだろうし、後退する事だってある。

そのときどうするかが大切なのだ、ということをカズさんの記事から学べる。

部署(チーム)や役職(ポジション)が変われば求められる役割も当然変わる。特に停滞期においては「今までの俺はこうだった」「このやり方でやってきたから」は通用しない。「貫き通すべきこだわり」をベースとして、今までの経験はスパイス的に使う。そのなかから新しい何かを掴まなければ前進はありえない。今の俺がまさにそうだから・・・

カズさんのキックフェイントに対するコメントにそれを見た気がした。

カズさんの記事はいつも俺の心に響く。プレーにはその100倍勇気づけられる。だから、1年でも長く現役を続けてもらいたいものだ。

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