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2009年3月 8日 (日)

わが友Martin D-76

寂しい時にギターを弾く。

・・・もちろん楽しい時にもギターを弾くのだが、悲しい時や寂しい時にはアコースティックを弾くことが多い。

アコースティックは2本持っているが、こいつを手に入れてからは圧倒的にこいつに惚れている。

Martin D-76。

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アメリカ建国200年記念の1976年に1976本のみ製作(出荷)された特別なギターだ。

こいつのボディー内部には This is NO. 0079 of 1976 との金属プレートが貼られている。

つまり初期生産の1本であり、シリアルNO.から判断すると1975年に製作された200本の前半の部類。

バックはローズウッドの3ピース。つまりD-35タイプということになる。

D-35は良質な幅広のBrazilian Rosewood(=Jacaranda)が大量に手に入らなくなった1960年代にMartinが苦肉の策としてバックを2ピースから3ピースにし、バインディングなども施したものだ。

このことが音質に特長を与えピッキング奏法に適した輝かしい高音の音を特色としている。

イルカさんはずっとこのD-35を使い続けている。

(・・・イルカさんのD-35は1972年製とのことだからBrazilian Rosewoodじゃないかもしれないけどね。)

そしてこのD-76はMartinの最高峰であるD-45に使用すべき厳選された材をD-35仕様で製作した特別なギターだ。

あ、でもこいつのRosewoodも残念ながらBrazilianではなくIndianなので念のため(゚ε゚ )

Brazilian Rosewoodは1965年にブラジル政府が丸太の輸出を禁止、1993年のワシントン条約で国際的に全ての商業的取引が禁止されている希少な材なのだ。

(為になるblogだなあ)

ちなみに俺の1961年のストラトのフィンガーボードはBrazilian Rosewoodだ。

話を元に戻して、こいつと出会ったのは4年前。

新大久保のK楽器で試奏して一目ぼれしてしまった。

詳細はこちら

中音から高音にかけて・・・特に1弦、2弦の輝くような音色にはエクスタシーを感じるほど。

俺んチはマンションだから遅い時間に弾くと近所迷惑なのは分かっているけど・・・

なんだか今日はしばらく弾いていたい気分。

やっぱりギターはいいなあ。

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