WBC優勝おめでとう!侍ジャパンよ!グッドウイナーたれ!
実にハラハラしたが良い試合だった。
いわゆる“激闘”、歴史に残る試合だろう。
実は試合前から日本チームが勝つような気がしていた。
理由は韓国チームがグッドウイナーでなかったからだ。
何度も報道されたとおり、2ndラウンドの2回戦で韓国チームが日本チームに勝った際、マウンドに韓国国旗を立て勝利を祝ったと言う。
ちなみに私は国家間事情の話をしているわけではないので、ご承知置きいただきたい。
これほど敗者の感情を逆なですることが行為があろうか、ということである。
スポーツにはルールがある。しかしそれを超えた「互いの尊重」があるからこそ、人々を魅了するのだと思う。
韓国チームはそれを破った。
実はこのニュースを知ったとき、俺はあるエピソードを思い出した。
古い話で恐縮だが、1989年の日本シリーズは近鉄と巨人の対決だった。
近鉄は初戦から3連勝で一気に王手をかけたのだが、その3戦目に先発し勝利投手となった加藤哲郎投手が勝利者インタビューで、「巨人は(その年最下位だった)ロッテより弱い」と発言したのだ。
この発言に怒らない巨人選手はいない。もちろん巨人ファンもだ(俺もその一人)。
そしてロッテ選手にも失礼な話だ。
この発言には相手に対する敬意や尊重が微塵も感じられなかった。
そしてその結果、奮起した巨人はその後4連勝してシリーズをものにしたのだ。
加藤投手は第7戦に先発したものの2回表にノックアウトされ、さらに恥をさらした格好となった。
(ノックアウトされた際に巨人ファンとしては面白いエピソードがあるし、その後も彼は懲りない人生を歩んでいるのだが、ここではあえて触れない)
当時の俺としては巨人の逆転優勝で溜飲を下げたのだが、20年の時を超え、先日の韓国チームの行為がダブって見えた。
結果はご覧のとおりである。
やはりグッドウイナーは敗者の気持ちを知らなければ(酌まなければ)ならない。
いつぞや日経新聞の「フットボールの熱源」からグッドルーザーの精神とは?を学んだとブログに書いた。
2ndラウンドで負けた際の「秘めた闘志」を糧に韓国チームに2連勝した日本チームはグッドルーザーであり、韓国チームはグッドウイナーではなかったということになるだろう。
だから韓国チームは敗れた、とまでは言わない。
9回裏2アウトから追いつくなど、韓国選手の見せた勝利への執念は見習うべきだ。
しかし、グッドウイナーではなかった韓国チームに勝利の女神が微笑むとは、俺にはどうしても思えなかった。
1989年の日本シリーズとともに、2009年のWBCを俺は一生忘れないだろう。
もしも加藤投手があのような発言をしなかったら・・・
もしも韓国選手がマウンドに国旗を立てるような事をしなかったら・・・
結果はまた違ったものになったような気がしてならない。
でも、今日は本当に良い試合を見せてもらった。
素直に感動した!ありがとう!侍ジャパン!
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