Schecter?(Body)+Fender Japan?(Neck)
◆Schecter?(Body)+Fender Japan?(Neck)詳細不明です・・・
◆メーカー不明のルカサーモデル改Stratocaster『Steve』
◆年式不明
◆定価不明
◆購入価格65,610円
◆購入年2010年1月11日
◆イ○バシ楽器横浜店
え~っとですね・・・しばらくギター収集はやめるつもりだったんですが・・・
このギター、一度見染めていて・・・売れたと思い込んでいたのですが、思い掛けず再会して買ってしまいました。
例えて言うなら、結婚したと思っていた片思いの彼女と道でバッタリ再会し、実はフリーだったっていう・・・まあ言い訳ですね(*^_^*)
いきさつはこうです。
イ○バシ楽器の横浜店は俺がチョクチョク利用する最寄の楽器屋さんなのだが・・・
話は約1年前にさかのぼる。
ぷらっと寄ったこの店で妙に俺の目を惹く渋目の赤いストラトを発見。
メーカー名は「No Brand」。つまりメーカー不明。
む?むむむ┌|゚□゚;|┐間違いない、ルカサー選手モデルだ!
(Steve Lukather:TOTOのギタリストである)
たしかルカサー選手のストラトはMOON製だったはずだが・・・うろ覚え的にはコピーモデルはSchecterやFernandesも出していたと記憶している。
(まあSchecterのをコピーモデルと呼んでいいのかわからんが)
しかし、む~ん、これは一目ぼれだぁぁぁ。
この時の売価はたしか10万円(だったと思うが)・・・高い・・・
むうう(゚ε゚ )Eddieを買ったばかりで資金不足だからなあ。
というのが最初の出会い(マインドはほとんど高校生(*゚ー゚*))。
それからココの楽器店のHPで度々目にしていたり、直接店頭で、
お(゚ε゚ )値下げになったのね・・・なんて経過観察をしていた。
ところが、ある日気がつくといつの間にやらHP上で見当たらなくなってしまったのだ。
あちゃ~!やられたか?と思い、店頭で確認しようとしてもやはり見当たらない。
ああ・・・お嫁に行ってしまったんだね・・・はやくプロポーズしときゃ良かった・・・
というのが半年ほど前。
ということで、話は2010年1月10日に戻ります。
最近Minakoのトップの艶が無くなってきており、ここ数年手入れしていないことに気がついた(おい!(`0´*))。
いかん、ギターポリッシュを買いにイ○バシ楽器横浜店でも行くか・・・。
おお、お年玉をもらった高校生らしき若い子がうようよいるなあ・・・と感じながら、ショーウインドウを見ると ∑(=゚ω゚=;) ぎゃー!ルカサー君がいるじゃない!
しかも「値引きしました」のフダの下に「さらに新年特価で10%off」の文字がΣ(゜Д゜;)あわわわ。
こ・これは「買い」だ!
いやいや、少し待て。以前より安いといっても65,000円の売価。
衝動買いする値段じゃあるまい・・・ここは一晩落ち着いて考えよう。
・・・てなことで一旦気を鎮め家に帰り一晩考えたが、気持ちが変わるはずも無く(´ー`)、次の日に走って買いに行きましたとさ。
俺はお年玉をもらった小学生かΨ(`∀´)Ψ
家に持ち帰り、弾きながら店員さんとの話を元にコイツの正体を考察してみる。
ボディとアッセンブリーはSchecter製ではないか?と店員さん。
そして材はマホガニー・ワンピースとの事。
たしかにワンピースであることは間違いなさそうだ。
しかしホンマにマホか?(ややこしい)
本家MOONやSchecterは上質のセンを使用したらしい。一方Fernandesはアッシュを使用とのこと。
・・・マホガニーだとするとどちらでもない。
バックパネルは欠損しているものの丁寧にその部分も塗装されているが、わずかに見える生木の部分を見るとセンやアッシュの色ではなく、やはりマホガニーっぽく見える。
Schecterはコンポーネントギターの本家よろしく様々なオーダーを受けるからマホガニーボディだとしても頷ける。
(俺のKorinaのボディとネックは文字通りKorinaだし)
いずれにしてもかなり丁寧に作られているボディであることに間違いはない。
もはやSchecterでもMOONでも何でもいい。いいものはいいのだ。
パーツ類、これはSchecter製だろう。
ブリッジやペグ、ジャックプレートなど、以前タコちゃん用にパーツを取り寄せた際のレリック感と全く同じで、基本的にブラス製だ。
アッセン系を確かめるべく弾いてみる。
3つのミニスイッチはそれぞれ独立していて、モンスタートーンの切り替えをシングル-Off-ダブルとタップドの役割を果たす。
ひとしきり弾いてみるが、ううむ・・・弾いてみてもわからん(`0´*)
Schecterと言われればそう感じるし、他のコピーものか?と言われてもわからんっちゅーに(・へ・)
でも音はストラトより甘いな・・・やはりボディはマホか。
一方、ネック。
これは完全にオリジナルと違うものに付け替えている。
ルカサーモデルはマッチングヘッドどころか、指板(メイプル)までもが赤くカラーリングされているのだ。
コイツはローズ指板であり、ヘッド部分を見るとうっすらと(写真ではわかならいが)Fenderロゴの後が見える。
なるほど、Fender Japan製だという店員さんの話が頷ける。
ヘッドはキチンと面取りされている丁寧な作りなので54年モデルか57年モデルあたりかもしれない・・・ああ、ローズ指板だし22フレット仕様だからそれはないか。
それにしてもこのネック、細くて俺好みだ(これがコイツに惚れた大きな理由のひとつでもある)。
ペグはSchecter製を移植しているみたいで、わずかながらゴールドが残っている。
さらにナットはブラス製に交換してある。これはいい(゚ー゚)
フレットは打ち直しているみたいで、このネック幅にわずかに合わなかったのだろう、握った際にわずかながらフレットが飛び出している(オーバーフレット)のを感じる。
・・・ほんのコンマ数ミリって感じで、握った感触でそう感じるだけなので慣れれば気にならないだろう。それよりもこのスリムネック、やっぱいいわ~(*゚ー゚*)!
総合的に類推して恐らく1980年代のギターではないかな?
しかも前オーナーさんはかなりこだわりを持ち、そして丁寧にこのギターを弾き込んでいたようだ。
これがいいんだよ・・・
ビンテージを含み、中古ギターを手にするということは前オーナーさんのこだわりや想いも一緒に手にするということ。
素性や顔を知らなくとも、同じギターを通じて感じるものがあれば、その瞬間にそいつは俺の愛器になる。
そしてコイツの名前は「Steve」しかないよな(゚ー゚)
よろしくな、Steve!
(2014年8月5日追記)
kyoyaさんのコメントによるとヘッドのFenderロゴ跡は後からFenderのシールを貼った跡だとのこと。
なんとその30年後、私も同じことをしています(笑)
僕らの世代って、「ストラトはやっぱりFender」の年代なんですよね~(^^)
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コメント
kyoyaさん!コメントありがとうございます。
いや~、驚きました。
以前のコメントをお読みいただいたら解るのですが「もしかしたら自分の元愛器ではないか」という方はいらっしゃいましたが、kyoyaさんは「ズバリ、元愛器です」とのこと。
説得力のあるコメント内容からその通りのようですね~。
(ちなみに米粒程度の打ハゲについては、打痕はあるのですが楽器屋さんが塗ったのか色自体はついております)
81年に高校生だったということは、私とほとんど同じ世代ですね。
>当時私はFenderが欲しかった・・・
分かります~!!!あの頃のFenderは高かったし本当に憧れの存在でした(今でもそうですが)。
なので・・・私もこいつにFenderのスパロゴシールを貼ってしまいました(笑)
(ブログ記事本文に写真を追加しています)
34年を経て同じことしてることが可笑しいやら嬉しいやら。
コメント、本当にありがとうございました。
私、このギターは一生手放さずに大事に使いたいと思っています。
これも何かの縁。これからもよろしくお願いいたします(^^)
投稿: リチャード | 2014年8月 5日 (火) 12時16分
はじめまして
リチャード様
偶然リチャード様のブログにたどり着きコメント書いております。
信じられないでしょうが、このシェクタータイプギターの
前オーナーです。
2007年暮れに私が石橋楽器横浜店に持込み
買い上げてもらいました。
証拠に、表下部に米粒程度の打ハゲがありますでしょ。
・リチャード様や楽器屋さんの仰られている点で数点違いがございますので訂正させていただきますね。
1:ネックは交換?→ 違いますオリジナル組み込みです。
Fenderのロゴがはがしたあと というのは
当時私はFenderが欲しかったにも関わらず
大阪の楽器屋でこれをすすめられて購入、
でもロゴが・・・・そこで店員さんからFenderのロゴ(水シール)
を貼っていた時期があったので、跡が残ってたんです。
フレットは楽器屋さんですり直しをされたのでしょう。
私は26年所有してから売却しました。
それと指板はローズではなくエボニーのはずです。
2:マホガニー? そうですマホガニーワンピくり抜きです。
3:シェクターUSAというより Moonの前進の工房で制作
1980年のスティーブルカサーモデルの変形です。
4:ナットはブラス交換~いえいえオリジナルです。
34年前購入時でブラスでした。
5:ペグ シェクター製 ~正解です。オリジナルそのままです。
一箇所だけ改造した部分があります。
Voポッドだけ交換しました。
オリジナルはBカーブだったのでAカーブに交換しました。
1981年に購入しまして当時 28万円でした。
高校生でしたのでを親に金を借りて購入しました。もちろん親には3年後に返金しましたよ。
このような形で自分が愛し手放したギターに触れるとは思いもしませんでした。ついつい書き込みをしてしまいました。
弾かれていかがですか?ストラトの音ではないでしょ??
ハムの音でもない・・・ 一ついえるのは
クリアトーンはめちゃくちゃいい音が出るはずです。
大事に可愛がっていただければ幸せです。
投稿: kyoya | 2014年8月 5日 (火) 01時19分
dimvusさん
コメントありがとうございます!
(コメントをお返しするのが遅くなりまして申し訳ありません)
このモデルは80年代~90年代にMoonやシェクターが製造販売していたみたいですね。あとフェルナンデスも出してたと記憶しています。
TOTOのスティーブ・ルカサーが使用していたモデルなので結構売れたのではないでしょうか。
で、私が所有のこいつですが、ボディはおっしゃるように恐らくシェクターパーツですがネックは明らかにフェンダージャパンのものです。
先にコメントくださっている方の手から離れて、次のオーナー様が細いネックをお好みだったようで変えられたのかもしれませんね。
いずれにしても詳細は不明のままなのですが、それはそれでいいかなと思っております(^^)
マホガニーのボディは重いですが、もともとレスポール好みの私はこいつの音に大満足しております。
ギターを愛する者同士、こうして幣ブログで触れ合うのは悪くありませんね。
コメント、本当にありがとうございました(^^)
投稿: リチャード | 2014年5月 3日 (土) 18時36分
はじめまして。ずいぶん以前の記事(とそれへのコメント)にたいする反応で恐縮なのですが、思わぬ偶然に驚かされ、コメントせずにはおれなくなってしまいました。
ここで紹介されているギターのボディが、私が所有する古いシェクターとそっくりなのです。ボディ材(赤!という感じよりは、マホガニー的な(でも材は不明)自然な赤茶色ですが、掲載されている写真の色味とよく似ています)から真鍮製のピックガード(裏面には"SCHECTER Made in USA"と記されたシールが貼ってありました)とブリッジ、ピックアップセレクタの構造まで瓜二つで、エンドピンが二つ付いていることを除けば、ほとんど同一と言ってもよさそうです。ジョイント部にSchecterと焼印のおされた、やや太めの21フレットのネックはメイプル材で、Deluxeと刻印のあるペグ(クルーソン?)が付けられたヘッドには、赤に金の縁取りのSCHECTERのロゴと、"Built up by Moon-P.G.M."という文字が記載されています。ですので(すでにはっきりとしたことがお分かりでしたらいらぬお世話ですが)ご所有のギターは、シェクターUSAのパーツをPGMが組んだものかもしれない、と推測します。
また面白いことに、私のギターは8年前に愛知県の某所で購入したものなのです(高校生には高すぎる買い物でした)。先にコメントされている方は「マンハッタンのある楽器屋でオーダーした」とおっしゃっているので、この方が手放されたギターがいま私の手元にある、とは考えられそうもありませんが、その点を除けば、出来すぎなくらい筋の通った話が出来上がります。
そのこともあって、妙に興奮してしまい、思わずコメントせざるを得なくなった次第です。奇妙な縁故を妄想する素敵な機会をいただき、最近あまり触らなくなっていたギターをいじくり回してみようかという気になりました。どうもありがとうございました。
時宜を得ない乱筆の長文、失礼いたしました。
投稿: dimvus | 2014年4月22日 (火) 07時01分
豊さん
こんにちは!このギターに興味を持っていただきありがとうございます!
ただ、僕もこのギターはすごく気に入ってまして、申し訳ありませんがお譲りすることはご容赦いただきたく。
申し訳ありません。
投稿: リチャード | 2013年9月12日 (木) 18時45分
このギターを買いたい!売っていますか?
ご連絡くださいお願いいたします。
投稿: 豊 | 2013年9月 6日 (金) 01時58分
うづらさん!こんばんわ(゚ー゚)
感激です。もし、うづらさんの元愛器であれば彼はマンハッタン生まれということですか~(*゚ー゚*)
>もし差し支えなければ一度拝見させて頂きたく思います。
~もちろんOKですよ。
一応、4月に都内(錦糸町)の飲食店でミニライヴを演る予定ですので、そこにいらしてくださるのがベストなんですが・・・震災の影響でメンバー全員がバタバタしておりまして、ライヴの開催が不確定です。
ちょっと予定を整理してご連絡します。
私の連絡先、後ほどメールいたしますので(゚ー゚)
しかし・・・感激です。
コメント、本当にありがとうございました!
投稿: リチャード | 2011年3月16日 (水) 22時35分
こんばんは。初めまして。私がアメリカ在住の時にN.Yのマンハッタンのある楽器屋(Rudy's Music Store)でオーダーしたギターにそっくりです。しかし、ネック部が交換されているようです。かなりの重量ではないでしょうか?しかも、オーダーした際にそれぞれのピックアップはindivisuialでお願いします。とオーナーに言って作ってもらったものです。オーダーした時期は1982年の夏で完成までにおよそ3ヶ月かかりました。1996年に前嫁と離婚した際に私が所有していたギターやらアナログレコードなど数千枚を渡してしまいました。おそらくそれが地元愛知県の楽器屋経由で東京へ渡ったものだと推定されます。もし差し支えなければ一度拝見させて頂きたく思います。ゴールドパーツは当時東海岸のミュージシャンに人気があり、こぞってその頃のスタジオプレイヤはゴールドパーツをオーダーしていたと記憶しております。80年代後半になってピックアップをそれぞれ独立させたモデルは登場していないと思います。偶然にシェクターを検索したところ貴殿の画像にサーフしたと言うわけです。突然のコメント失礼しました。
投稿: うづら | 2011年3月16日 (水) 20時28分
そうですね。久々の掘り出し物に満足してます。
ちょっと時間ができたら、赤いカラーを剥がしてナチュラル・フィニッシュにしたいと思っています。
マホガニーならナチュラルが美しいはずってか、時間も金もかかるから、いつになるやら・・・デス。
投稿: リチャード | 2010年1月19日 (火) 15時59分