俺のギター達

2015年6月26日 (金)

【完全体】Gibson Les Paul Standard(Leo’s Vintage)(1982年製)

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◆Gibson
◆Les Paul Standard(Leo’s Vintage)『Leo』
◆カスタムオーダーナンバー  : L1-0078
◆カラマズー工場標準ナンバー : 82322001
※カラマズー工場標準ナンバーを解説すると、最初の「8」と5番目の「2」で「82年製」。2番目から4番目の「232」は「1月1日からカウントして232日目(8月20日)」。6番目から8番目の「001」は「その日製造した1本目」ということ 
◆年式1982年(製造日1982年8月20日)
◆定価?円
◆購入価格398,000円(本体)
◆追加投資190,000円(フロントPAF)+259,000円(リアPAF)+8,500円(DMC Super Real PAFF Ver.2)
◆購入年2008年4月14日
◆サウンドP立川店

いや~、高校生の頃からの夢を叶えました(^^)
ついに僕のLeo君のピックアップが2つともP.A.F.になりました!

僕の高校生時代って典型的なギター小僧で勉強もせずギターばかり弾いてました。
愛読書は「Player」でVan Halen師匠やJimmy Page先生のギターを冊子上で眺めては「はぁ~・・・」とあこがれの溜息をつく毎日。

「Player」別冊の「The Guitar」シリーズなんてバイブルそのものだったし、今でも大事に保管していて時々酒のつまみにしています(笑)

で、僕の購入したP.A.F.のお話。

フロントに付けているやつは2012年10月に購入。デカールが剥がれてるし、前オーナーさんはカバーを外してオープンで使っていたようでブラックボビンはボロボロ。
おかげで相場よりもかなり安く購入できました。

ちなみにこのピックアップの購入時、取り付けをお願いした当時の友人が勝手に偽デカールを貼っちゃいまして、下の写真の左側(ボロイ方)に貼ってあるデカールは偽物です
その「準完全体のLeo君」の当時の記事はこちら。

今回リアに付けたやつは2015年4月に購入。
61年製で出所もはっきりしてるし、比較的安価だったので思い切りました
この比較的安価という理由が「デカールが一部剥げているのでマニアが欲しがるものではないので」という理由。
まあ・・・僕は割と現実派のマニアなので問題なし(笑)

んで、大阪出張を利用して、ご縁のある京町屋のギターショップ「ライトニン」の栗田さんにセットアップを依頼して先日完成しました。
その内容はライトニンさんのフェイスブック記事で見ることができます(Leo君内部の写真なども掲載いただいてますのでご覧ください(・∀・))。

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ピックアップのセットだけでなく、色々とオーバーホールしていただいて送料も含めた費用はなんと19,000円!
いや、これ安いでしょ。

ということで、16歳の頃から36年間夢見続けてきた「ヴィンテージのレスポールにP.A.F2発」の夢が叶ったという訳。

・・・実はこのLeo君を手に入れた2008年4月あたりから色々と苦しいことがあって、「こいつを買ったからかなぁ」などと感じた頃もあったけど、最近はそんな苦しい状況から脱却して絶好調そのもの
自分の不甲斐なさを人のせいにしちゃいかんよな、うん。

てことで、まだスタジオの大音量で弾いてないので実感は半分だけど、自宅のローランドBOLT30から弾き出される音に酔いしれてます

少ーしだけ残念なのが、リアピックアップカバーのDMC Super Real PAFF Ver.2がピカピカに磨かれちゃったこと(笑)
そう言えばライトニンさんにギターを持ち込んだ時、栗田さんが「ヴィンテージだろうがなんだろうがピカピカに磨きあげちゃうけどいいですか?」って言ってたなぁ。
「あ、もちろんOKですよ!」とその時は答えたんだけど・・・これエイジド仕様だから、わざわざ曇った感じを出してたんだけど・・・ま、経年によってまたイイ感じになるでしょう!

これにて僕的ギターコレクターの旅は終了・・・多分(苦笑)
現金なもんで500円貯金が全く貯まらなくなっちゃったですわ

完全体Leo君の音は気が向いたらそのうちアップします
今はただただ達成感と満足感に浸り、Leo君を膝に抱きながら毎晩酒飲んでます(笑)

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2015年4月22日 (水)

Gibson 1961年製 Patent Applied For Pickup

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買っちゃいました(・∀・)

僕の1982年製Leo's Vintageのフロントに付けているP.A.Fを手に入れたのが12年10月27日。

それから2年半経って・・・いつものように500円玉貯金が20万円弱ほどの金額になっておりました。
そうなるとムクムクと湧き上がるコレクターの情熱(笑)

ギター関係の高額な買い物はP.A.Fをもう一個だけ買って打ち止めと決めている僕。
とはいえ、時代の変遷により最近はP.A.Fもあまり市場に出なくなってんだよね・・・と考えながら検索を続けていくと出会いました。

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Gibson 1961年製 Patent Applied For Pickup 通称 PAFが入荷致しました。
Gibson 1961年製 ES-335TDのフロントから取り外されたピックアップになります。
リードの長さも十分にあるのでLes PaulやSG、もちろんES-335にも取り付け可能です。
お探しの方はこの機会に是非!

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価格は税込み259,000円也

価格はなんとかなる範囲だ(500円玉貯金で(笑))。
気になるのは1961年製という事。

P.A.Fは大きく分けて前期型と後記型がある。(あくまでもPatent取得前)
前期型は57年の誕生から60年アタマまでの時期に作られた、仕様が確定する以前のモデルで基本的に手作業で作られているためコイルのターン数もまちまちで個体差が大きい(ALNICO2/3/4/5とマグネットもバラバラ)。

一方、後期型は60年から62年にかけて生産され、仕様が固まり機械巻きに移行してからのモデル。バラつきが少ないそうであり、マグネットもALNICO5に固定されたとのこと。

僕がフロントに付けているP.A.F.はロングマグネットなので前期型。ばらつきが大きいとのことだけど「アタリ」だったようでかつての仲間内からの評判はすこぶる良かった。

だからこの61年製の後期型は無難なんだろうけど、どうなのかなぁと。
上手く言えないけど、高校生の頃から「P.A.F.と言えば60年まで」という思い込みがあるからなぁ。

などと考えながらもお店に電話し、間違いの無い品であることを確認し購入しました。

で、本日届いたのであります

裏には間違いなく「Patent Applied For」のデカールが。

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所詮、57年~60年のバースト自体を手に入れることは夢のまた夢。
せめて本物のP.A.F.をリアとフロントの2発とも装備するという、高校生のころからの夢がかなったことになります。

そして、このセットアップをお願いするのは、京町屋のギターショップ ライトニンの栗田さんしかいらっしゃらないでしょう!

ということで、セットアップされた姿、完全体のレオ君の雄姿の続報を待て!!

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2012年12月30日 (日)

【準完全体】Gibson Les Paul Standard(Leo’s Vintage)(1982年製)

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◆Gibson
◆Les Paul Standard(Leo’s Vintage)『Leo』
◆カスタムオーダーナンバー  : L1-0078
◆カラマズー工場標準ナンバー : 82322001
◆年式1982年(製造日1982年8月20日)
◆定価?円
◆購入価格398,000円(本体)
◆追加投資190,000円(PAF)+12,250円( Hysteric PAF Double Brunette)+8,500円(DMC Super Real PAFF Ver.2)
◆購入年2008年4月14日
◆サウンドP立川店

えっと、Leo君 のピックアップ、両方とも替えました。
フロントには10月に買ったPAF を搭載。
リアにはヴィンテージ・レプリカのHysteric PAF Double BrunetteにDMC Super Real PAFF Ver.2のピックアップカバーをかぶせました。

時系列で説明しましょう。

10月末に30年間の片思いを成就してPAFを手に入れたのは以前書いた通り
で、バンマスがPAFをフロントに搭載してくれました。それもワイヤーやコンデンサーなども手持ちの古いものを使ってバージョンアップしてくれたのです(涙)
12月16日のライヴに向けて何度かそれで練習に臨み、「格段に音が良くなった」「リアも刺激を受けてるのか音がいい」とバンドメンバーにオホメの言葉をもらってご満悦だった僕(^^)
よし、これでライヴに臨もうとウキウキしていたのです。

ところがライヴ10日ほど前のある日、バンマスから「これ買っとけ!」のFBメッセージが。
僕のPAFに刺激された彼が最近取り付けた「Hysteric PAF」が1個だけ売りに出ているという。
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説明はこうです。
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数々のレプリカ・プロダクツを企画・製作してきたHystericBarが拘りつづけたMade in USAのカスタム・ワインド・ピックアップ"HystericPAF"に、超マニアックな「ダブルブルーネット」が登場します。SGLPのコレクターの方、ES-335ファンの方で、お手持ちのヴィンテージギターがPU交換されているなど、ダブルブラック・PAFへの要望は多くありました。今回は、カスタムメイドのButyrate製ブラックボビンは、スクエアウインドーがポールピースに近い位置に配置された、素材とルックスの両面から復刻されたヴィンテージ・レプリカ・スペックです。さらに、ライト・エイジドのニッケル・カラー・ポールピースとのマッチングが、これまでにない60年代のテイストを醸し出しています。サウンドの要であるマグネットには、ボビン・エンドからサイドが覗くロング・タイプを引き続き採用しています。特別オーダーでHystericBarの為にヴィンテージ・パフをレプリカした着磁を施した逸品です。
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はい、素直にポチッとやりました。

だが、ここで問題が2つ。
またバンマスに取り付けてもらうにしても、日程的にライヴには間に合いそうに無いということと、Hysteric PAFはカバー付の販売ではないのでオープンで搭載するかどうかということ。

まあいいか、ライヴが終わってからゆっくり搭載してもらおう、カバーの事もゆっくり考えたらいいや・・・と考えていたらバンマスが両方を解決してくれました。
ライヴに間に合うように彼が平日に僕の会社までLeo君を受け取りに来てくれるとともに、代官山でDMC Super Real PAFF Ver.2(ピックアップカバー)も買っておいてくれたのです。

ちなみのこのピックアップカバーはすごいですよ(=゚ω゚)ノ

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DMCの原点「Super Real PAFF Pick Up Cover」。今までに養われた多くの再現技術をもう一度この製品に注ぎ込み、極限を目指し、さらなる新金型を経て生まれ変わりました。トップのフラット加減を含め、コレクター、プレイヤーの方々が拘るすべてのポイント、沢山のメーカーで再現の難しかったポイントを余すところ無く再現することに成功した、このモデル。サウンドにもこだわるミュージシャン・コレクターの方、またPAFがオープンになっているヴィンテージ・コレクターの方々に、ぜひこのサプライズを感じ取っていただきたいと思います。
素材はもちろんのこと、製作方法など全てにこだわり、ハンドメイドならではの究極な再現が施され、また、研究と分析を重ねたヴィンテージ同様のメッキ処理により、サウンドはもちろん独特の光沢を再現。エイジド処理は曇っていながらも光沢を残す「リアルエイジド処理」が行われています。ヴィンテージを再現しながらも、現代的なスクエアーフォルムだった「Ver.1」に比べ、「Ver.2」は複合コーナーを持つエッジ部、両サイドのラウンドフォルム、上面のフラット、ポールピース・ホールの形状等を更に追求しています。これら改善は オリジナルP.A.F.カバーのサウンド、ルックスの完璧な再現につながっています。
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で、ライヴに間に合うように彼が作業してくれて、ライヴ前日の練習時に受け取ったという次第。

ライヴの映像は別途アップしていますが、「お前のギターの音は良い」と観に来てくれた多くの人に誉めてもらえました(*^^)v
ウチのバンマスの友情無くしてはこのギターは存在しません。
本当に、本当に感謝!

ちなみにフロントのPAFで音を出してみました。

これで僕のLeo君は「準完全体」!
リアにも本物のPAFを搭載した時に「完全体」となるでしょうヽ(^。^)ノ

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2012年10月27日 (土)

Gibson Patent Applied For Pick Up

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ついに買っちゃいました!
1950年代半ばにセス・E・ラバー氏によって生み出された通称「PAF」。
ギブソンのハムバッカーの生産が開始された1957年から、特許を取得する1961年までの間、ギブソンのピックアップには「PATENT APPLIED FOR」( P.A.F=特許出願中)というシール(デカール)が貼られていたのです。
この4年間に生産された「PAF」がさまざまな要素が絡み合い、素晴らしい音色を弾き出すということでマニアの間では高
価格で取引されています。
(ちなみに後継のナンバードPAFには「PAT No.2.737.842」とプリントされているデカールが張られています。)

ところで、そもそもハムバッカーとは何なのでしょう?

磁極の向きに対して同じ巻き方向のコイルを持つ(同相という)シングルコイルピックアップを、対にして用いる。配置は隙間を空けずに並べ、一方のピックアップはN極側を弦に向け他方のピックアップはS極側を弦に向ける(一方は他方とは裏返しにする)。二つのピックアップを直列接続するとコイルの位相関係は逆相になる。説明の便宜上、一方を正相コイル、他方を逆相コイルと記述する。

透磁性の材質(ほとんどの場合鉄製)でできた弦の振動による磁束密度変化は、弦に向けられた磁極が二つのコイルでSとNと異なる為、正相コイルには正相の、逆相コイルには逆相の信号となって現れる。ところが二つのコイルの位相が電気的接続において逆相であるため、逆相コイルの信号は反転し正相となり、双方のコイルで得られた信号は加算され倍化する。

ハムノイズは、電磁誘導の一態である電磁結合によって、双方のコイルに同相で検出される。二つのコイルの電気的接続位相が逆相であることから、双方で検出したノイズは互いに打ち消し合い減少する。

このように、シングルコイルピックアップに比して信号対ノイズの比率(S/N比)を大きくとることができる。ピックアップ自体の原理は電磁誘導であるが、その内の磁束密度変化と電磁結合を使い分け、信号とノイズを区別する巧妙な仕組みである

以上、Wikipediaより(結局よくわからんけど(笑))

で、このPAF。
僕の大好きなジミー・ペイジの58年製レスポールには当然搭載されているわけで、その他にもデビュー直後のEddie Van Halenが「フランケンシュタイン」に付けていたりと、1980年代にもてはやされたのですね。
たしかJourneyのニール・ショーンは新品のストラトにPAFを2個搭載するなどの神をも恐れぬ荒業をやってました・・・

ところで1980年前半といえば、私の歴史の中ではギター小僧全盛の高校生時代(笑)
PAFを付ければジミー・ペイジやVan Halenと同じ音が出せる、腕も上がると錯覚していたのですねぇ(^_^;)
(音や腕に関しては実際はそんなことは起こらないないんですけど)

で、30年以上もの間、片思いを続けていたわけなんですけど・・・
最近はたまにしかギターをWeb検索しなくなったんですが、500円玉貯金が15万円ほど貯まってきたので、そろそろなんか買うかなと物色をしていたところ見つけてしまいました。

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1950
年代 Gibson Patent Applied For Pick Up が入庫しました
ロングマグネット仕様のPAFピックアップ
リードワイヤー23cm, 直流抵抗値 7.90KΩ,
ピックアップカバーはDMC スーパーリアルパフV2Aged
デカール剥がれの為フェア・プライスにて!
本物のトーンを是非!
ブランド:Gibson
状態:B+:通常使用する用途において問題なし
製造年:1950年代
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価格は19万円。状態の良いものは30万円以上しますから、これが本物だとしたら「買い」です。
デカールは剥がれているようだが、電話で確認すると1950年代のPAFに間違いないらしい。
お店は厚木。信用のおける店だ。
2日間ほど悩みましたが、一旦燃え上がった炎が消えるはずもなく(笑)
バンドの練習の後、渋谷から厚木に向かい・・・走って買いに行きました(^_^;)

で、バンド仲間の桑さんに搭載作業をお願いすることにしました。
お店に頼んでも良かったのですが、この桑さんも僕以上のギターマニアでありまして、技術者でもありますし僕の想いも理解してくれてますので、あえて彼にお願いをすると快諾してくれました。

これ書いてる時点ですでに搭載終了!手元にLeo with PAF君があるわけですが、それについてはまた今度書きますね。

とにかく夢のPAFを手に入れたということでご満悦な僕でございます(゚ー゚)
・・・ところが、フロントだけじゃなくてリアにもつけたくなっちゃうんだよなぁ(笑)

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2011年3月 7日 (月)

Morris W-30

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◆メーカー Morris
◆型式 W-30
◆年式1970年台後半~1984年頃(Sirial#811111)
◆定価30,000円
◆購入価格8,900円
◆購入年2010年12月30日
◆おもちゃ倉庫 大分店

昨年末に1台仲間が増えていたことを忘れていました(゚ε゚ )
実家常駐用のアコギちゃんを紹介します。

実家には昨年からQちゃんを常駐させているんですが、私が実家に帰るのは基本的に盆と正月だけ。
毎度「休み明けに社会復帰できるのか?」と危険を感じるほどウダウダしているだけの自堕落な 至福の休日ではありますが(笑)、たまにはアコギも弾きたいなぁ・・・と常々思ってました。
かといって、高価なギターを買うつもりも余裕もなく・・・
んで、市街地から自宅へ向かう途中にある「お宝発見!」とデカデカと書かれた看板のお店に、「たしかギターも売ってたな」と年末にフラリと訪問。
この店は古本から古着、懐かしの昭和のブリキのおもちゃなど、ありとあらゆる中古品が売られていて、商品を見ているだけで時が止まってしまいます(笑)

そんなお店の一角で、数十台の中古ギターが私を待っていました。
目指すは1万円以下のアコギをゲット(笑)!
ということで、目の肥えた私の最終選考にYAMAHAとMorrisの2本が残りました。
YAMAHA F-401B8,000円Morris W-30が8,900円(´ー`)

と、この時35年前の思い出が走馬灯のように頭の中をフラッシュバック~(=゚ω゚)ノ
YAMAHAのアコギかぁ・・・当時中学1年生の私は母にアコギ(当時はフォークギターと呼ばれていた)をおねだりしてようやく承諾をもらった。
3万円(だったよなぁ・・・たしか)を握り締めTOKIWAデパートの楽器コーナーに走って行った私(笑)は、かねてから目をつけていたYAMAHAのアコギを買うつもりだった。
しかしYAMAHAのアコギは本体がジャスト3万円。
店員さんに聞くとケースはつけてくれないという。
その頃私たちの間ではチェック柄(赤とか緑)のソフトケースにアコギを入れて持ち歩くのがカッコよかったのだ。
そのケースが3,000円もするではないか。これは完全に予算オーバーだ(・へ・)
むう(゚ε゚ )ここは一度マーケットリサーチをしよう・・・と次に向かったのは「セブン松屋」。質屋である。
実はここにも目をつけていたギターがあったのだ。
Gibson Hummingbirdコピーのメーカー不明のアコギがジャスト3万円(今考えると暴利だわな・・・)。
こういうやつね(゚ー゚)
Hummingbird_2 
それをしげしげと眺めていた私を見た店のおばちゃんがニヤリと笑い、「それならこのケースをつけちゃるわ」とささやきながら指差したその先には・・・なんと赤いチェックのソフトケースが置かれているではないかΣ(゜Д゜;)

「このケースつけちゃるわ・・・このケースつけちゃるわ・・・このケースつけちゃるわ・・・

私の手からスルスルと3人の聖徳太子(3万円)が魔法のようにおばちゃんの手に渡るのに5分もかからなかった(笑)。
その時YAMAHAを買うべきだったのは言うまでもないのだが・・・

そんな古い思い出がありYAMAHAのアコギには淡い思い入れがあるのですよ(=゚ω゚)ノ

一方Morris。
35年前、Morrisのアコギは仲間内で圧倒的な人気を誇っていた。
25,000円前後のモデルが主流だったかな?当時の中学生の持ち物としては結構な値段でしたね。
たしか同学年のギターヒーロー、トモナガ君が持っていたのがMorrisじゃなかったかなぁ。
なので、周囲でギターを始めるヤツは猫も杓子もMorrisを買っていた。
(私は例のメーカー不明Hummingbirdもどきw)
よって、ギターはMorrisにつきる!というDNAが私には流れているのですよ。
『モーリス持てばスーパースターも夢じゃない』というのが当時のコピー(by谷村新司)でしたね~(゚ー゚)

で、YAMAHAかMorrisか・・・
チューニングして試し弾きしても遜色はなさそうである。
かなり悩んだが、トップの色がいい感じ(いわゆるアメ色)に焼けているMorrisをチョイス。
すまん!YAMAHA!俺が死ぬまでには必ず1台は買うから(笑)
(余談ですが、この歳にして今回も母に買ってもらいました(´・ω・`))

実家に持ち帰りキレイにして弦を張り替えて弾いてみる。
「ジャリ~ン♪」
おおΣ(゜Д゜;)結構鳴るじゃん?
フレット音痴でもないし、かなり乾いた音で鳴ってくれる。
弦高も適正に保たれているしもちろんネックの反りなどもない。
これはイイ買い物したじゃん?
まあ、ちょいと調整が必要な点が2つだけある。
1点目はブリッジの6弦の穴がゆるくなっていて、弦を張る時にエンドピンが2度ほどロケットのように飛んでいきました(笑)
これはティッシュを詰めて調整したのでなんてことはないんですが・・・
問題は2点目のほう。
1弦の12フレットを押さえると音がつまって鳴らない(・A・)!
恐らくネックがわずかにねじれているのか、もしくは弦高を低くし過ぎているのかもしれない。
これを持ってステージに上がるわけじゃないから(笑)、このままでも充分なんだけど次回帰省したときにちょっと調整してみるかな。

仕様を調べて見ました。
シリアルNo.811111とあるので、てっきり1981年製かと思ったら、MorrisのHPには「1999年以前の過去の製品について印字・刻印されている製造番号から生産年を割り出す事は残念ながら出来ません」とあります。
しかし「また、1985~2000年代の間の製品については製造番号の付与自体を行っていない時期もございます」とあることから、このギターは1984年以前のものと判断した次第です。
結構古いやつだったんですね~、カワイイやっちゃ(゚ー゚)

【仕様】
トップ:スプルース2P
バック:ローズウッド2p
サイド:ローズウッド
ネック:ナトー
指版:ローズウッド

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2010年7月25日 (日)

Ovation Super Adamas 1687-8

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◆Ovation
◆Super Adamas 1687-8
◆年式1995年(Sirial#11134)
◆定価520,000円
◆購入価格228,000円
◆購入年2010年7月24日
◆ギタープラネット アコースティック館

ついに憧れのギターを買いました(゚ー゚)
・・・いや、俺が持ってるギターは全て憧れのギターばかりなんだけど(*゚ー゚*)
最近安物買いばかりしてたんだけど、久々に大物買いです。

俺がギターを始めたのは中学生のとき。
当時聴いていたのは井上揚水、かぐや姫などのフォークソングだった(まだロックには目覚めていなかった)。
その頃のフォークミュージシャンが使っていたギターと言えば、圧倒的にMartinが多かったと思う。
特に好きだったギタリストは伊勢正三(しょうやん)で、彼の持っているMartin D-45から導き出されるとろけるような甘い音色のリードプレイに痺れたものだった。
(例えば「22歳の別れ」のイントロのリードといえばわかる人には判るはず(*゚ー゚*))
(2011年3月訂正:あのイントロは石川鷹彦さんのプレイでした。参考はこちら

かぐや姫は1975年に解散してしまったのだが、1978年4月に再結成し全国ツアーを開始する。
その時俺は高校1年生。立派なギター小僧に成長していた(=゚ω゚)ノ
その再結成全国ツアーで南こうせつが抱えていたギターがこのブルーカラーのOvation Adamasだった。
当時の日本人ミュージシャンでアダマスを使用していた人は少なかったと思う。
(Net検索して調べたら、どうも日本人で初ということらしい)
少なくとも俺や回りのギター仲間達にとっては初めて目にする楽器だった。
なので俺達の間では、
「あれはギターなのか?ひょっとしてマンドリンのデカイやつじゃないのか?」
「あの小さな穴はなんだ?」
挙句の果ては「なぜ鳴るんだ?」とまあ、まるで江戸末期の侍が黒船を見たような騒ぎだった。
(ちなみにしょうやんはB.C.Richのイーグルを使用・・・これもカッコよかった)

それが俺とアダマスの出会いだった。
とにかく滅茶苦茶カッコよかった。
しかし当時の俺はまだ最初のMartin D-18(Minako)すら手にしていない高校一年生。
純粋な憧れでしかなかった。
なんせMartin D-45が80万円くらいの価格だった当時、それを凌ぐ88万円の定価だったのだから、相当に高価なギターだった。
ミュージシャンの持つギターへの俺の物質的な憧れはこれが初めてだったというお話。

話は2010年7月24日に飛びます。
この2~3日前、ヤフオクで手ごろなSuper Adamasを見つけ、出品者とアレコレ質問を繰り返していくうちに誠意の無い方と判明(買わなくてよかった・・・)。
そのAdamasからは手を引いたものの、一度炎の燃え上がった病気はどうしようもなく、Net検索を続けること3日間(・へ・)
見つけてしまったのです・・・7月23日にアップされた手ごろなAdamas。
出品店はお茶の水。
お茶の水かあ・・・電話するより行っちゃったほうがいい。
よ~し、早速行くかあ(仕事中w)ということで、買う気マンマンで行って・・・即決買いました(゚ー゚)
ええ、すべて仕事中の出来事です・・・・

で、25日。
待ちに待った宅配便が届きます(仕事中なので持って帰れなかった)。
まずは生音で・・・シャリ~ン(゚ー゚)
いや・・・これ・・・すっげ~音出るわΣ(゜Д゜;)
楽器屋で弾いた時より音が出てる気がする。
そりゃ、広い楽器店よりも狭い我が家で弾いた方が音は反響するに決まっているが・・・う~むしかし「なぜ鳴るんだ?」どころじゃない。
多分、俺の持ってる2台のMartinより生音はでかく鳴るんじゃないか?
これはいいね。
当たり前だけどハイフレットの音程もバッチリ。
音程に全く狂いは無くストレスなくリードプレイもできる。
ネックはWallyとは違い、普通のCネック。俺にはむしろこれがいい。

ああ、あこがれのAdamas。
今日はもう少し奏でるとしよう。
レポートはまた日を改めて(*゚ー゚*)

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2010年1月12日 (火)

Schecter?(Body)+Fender Japan?(Neck)

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◆Schecter?(Body)+Fender Japan?(Neck)詳細不明です・・・
◆メーカー不明のルカサーモデル改Stratocaster『Steve』
◆年式不明
◆定価不明
◆購入価格65,610円
◆購入年2010年1月11日
◆イ○バシ楽器横浜店

え~っとですね・・・しばらくギター収集はやめるつもりだったんですが・・・
このギター、一度見染めていて・・・売れたと思い込んでいたのですが、思い掛けず再会して買ってしまいました。
例えて言うなら、結婚したと思っていた片思いの彼女と道でバッタリ再会し、実はフリーだったっていう・・・まあ言い訳ですね(*^_^*)
いきさつはこうです。

イ○バシ楽器の横浜店は俺がチョクチョク利用する最寄の楽器屋さんなのだが・・・
話は約1年前にさかのぼる。
ぷらっと寄ったこの店で妙に俺の目を惹く渋目の赤いストラトを発見。
メーカー名は「No Brand」。つまりメーカー不明。
む?むむむ┌|゚□゚;|┐間違いない、ルカサー選手モデルだ!
(Steve Lukather:TOTOのギタリストである)
たしかルカサー選手のストラトはMOON製だったはずだが・・・うろ覚え的にはコピーモデルはSchecterやFernandesも出していたと記憶している。
(まあSchecterのをコピーモデルと呼んでいいのかわからんが)
しかし、む~ん、これは一目ぼれだぁぁぁ。
この時の売価はたしか10万円(だったと思うが)・・・高い・・・
むうう(゚ε゚ )Eddieを買ったばかりで資金不足だからなあ。
というのが最初の出会い(マインドはほとんど高校生(*゚ー゚*))。

それからココの楽器店のHPで度々目にしていたり、直接店頭で、
お(゚ε゚ )値下げになったのね・・・なんて経過観察をしていた。
ところが、ある日気がつくといつの間にやらHP上で見当たらなくなってしまったのだ。
あちゃ~!やられたか?と思い、店頭で確認しようとしてもやはり見当たらない。
ああ・・・お嫁に行ってしまったんだね・・・はやくプロポーズしときゃ良かった・・・
というのが半年ほど前。

ということで、話は2010年1月10日に戻ります。
最近Minakoのトップの艶が無くなってきており、ここ数年手入れしていないことに気がついた(おい!(`0´*))。
いかん、ギターポリッシュを買いにイ○バシ楽器横浜店でも行くか・・・。
おお、お年玉をもらった高校生らしき若い子がうようよいるなあ・・・と感じながら、ショーウインドウを見ると ∑(=゚ω゚=;) ぎゃー!ルカサー君がいるじゃない!
しかも「値引きしました」のフダの下に「さらに新年特価で10%off」の文字がΣ(゜Д゜;)あわわわ。
こ・これは「買い」だ!
いやいや、少し待て。以前より安いといっても65,000円の売価。
衝動買いする値段じゃあるまい・・・ここは一晩落ち着いて考えよう。
・・・てなことで一旦気を鎮め家に帰り一晩考えたが、気持ちが変わるはずも無く(´ー`)、次の日に走って買いに行きましたとさ。
俺はお年玉をもらった小学生かΨ(`∀´)Ψ

家に持ち帰り、弾きながら店員さんとの話を元にコイツの正体を考察してみる。
ボディとアッセンブリーはSchecter製ではないか?と店員さん。
そして材はマホガニー・ワンピースとの事。

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たしかにワンピースであることは間違いなさそうだ。
しかしホンマにマホか?(ややこしい)
本家MOONやSchecterは上質のセンを使用したらしい。一方Fernandesはアッシュを使用とのこと。
・・・マホガニーだとするとどちらでもない。
バックパネルは欠損しているものの丁寧にその部分も塗装されているが、わずかに見える生木の部分を見るとセンやアッシュの色ではなく、やはりマホガニーっぽく見える。
Schecterはコンポーネントギターの本家よろしく様々なオーダーを受けるからマホガニーボディだとしても頷ける。
(俺のKorinaのボディとネックは文字通りKorinaだし)
いずれにしてもかなり丁寧に作られているボディであることに間違いはない。
もはやSchecterでもMOONでも何でもいい。いいものはいいのだ。

パーツ類、これはSchecter製だろう。
ブリッジやペグ、ジャックプレートなど、以前タコちゃん用にパーツを取り寄せた際のレリック感と全く同じで、基本的にブラス製だ。
アッセン系を確かめるべく弾いてみる。
3つのミニスイッチはそれぞれ独立していて、モンスタートーンの切り替えをシングル-Off-ダブルとタップドの役割を果たす。
ひとしきり弾いてみるが、ううむ・・・弾いてみてもわからん(`0´*)
Schecterと言われればそう感じるし、他のコピーものか?と言われてもわからんっちゅーに(・へ・)
でも音はストラトより甘いな・・・やはりボディはマホか。

一方、ネック。

Cimg1240

これは完全にオリジナルと違うものに付け替えている。
ルカサーモデルはマッチングヘッドどころか、指板(メイプル)までもが赤くカラーリングされているのだ。
コイツはローズ指板であり、ヘッド部分を見るとうっすらと(写真ではわかならいが)Fenderロゴの後が見える。
なるほど、Fender Japan製だという店員さんの話が頷ける。
ヘッドはキチンと面取りされている丁寧な作りなので54年モデルか57年モデルあたりかもしれない・・・ああ、ローズ指板だし22フレット仕様だからそれはないか。
それにしてもこのネック、細くて俺好みだ(これがコイツに惚れた大きな理由のひとつでもある)。
ペグはSchecter製を移植しているみたいで、わずかながらゴールドが残っている。
さらにナットはブラス製に交換してある。これはいい(゚ー゚)
フレットは打ち直しているみたいで、このネック幅にわずかに合わなかったのだろう、握った際にわずかながらフレットが飛び出している(オーバーフレット)のを感じる。
・・・ほんのコンマ数ミリって感じで、握った感触でそう感じるだけなので慣れれば気にならないだろう。それよりもこのスリムネック、やっぱいいわ~(*゚ー゚*)!

総合的に類推して恐らく1980年代のギターではないかな?
しかも前オーナーさんはかなりこだわりを持ち、そして丁寧にこのギターを弾き込んでいたようだ。
これがいいんだよ・・・
ビンテージを含み、中古ギターを手にするということは前オーナーさんのこだわりや想いも一緒に手にするということ。
素性や顔を知らなくとも、同じギターを通じて感じるものがあれば、その瞬間にそいつは俺の愛器になる。
そしてコイツの名前は「Steve」しかないよな(゚ー゚)
よろしくな、Steve!

(2014年8月5日追記)
kyoyaさんのコメントによるとヘッドのFenderロゴ跡は後からFenderのシールを貼った跡だとのこと。
なんとその30年後、私も同じことをしています(笑)
僕らの世代って、「ストラトはやっぱりFender」の年代なんですよね~(^^)

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2008年4月21日 (月)

Fender Japan Stratocaster Q Serial

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◆Fender Japan Stratocaster 『Qちゃん』
◆年式2002‐2004年 Serial# Q015358
◆定価 ?
◆購入価格52,000円
◆購入年2009年9月11日
◆ヤフオク

またまた買ってしまったっす(゚ε゚ )しかし最近は安物買いしてるなあ・・・

最近はI Love Stratocasterってことで暇な時間にヤフオクを中心にネット検索をシコシコと。
実はWally買ったときに500円貯金を取り崩さなかったので、10万円ほどは資金に余裕があり、「出物」があったらなあ・・・というか買う気マンマンでネット検索をしていたのだ(*^_^*)
で、5万円前後のストラトも結構捨てたもんじゃなく、魅力的なカラーはあるものの、殆どのボディー材はバスウッド。
う~ん、タコちゃんもバスウッドだったけど結構扱い易かったからまあいいか?と思い始めた時、パールホワイトのストラトに目が止まった。
Σ(゜Д゜;)おお、ゴールドパーツがゴージャスでラッカー仕上げっぽいシースルーのセクシーなやつだ。
しかもボディはアッシュ!
価格は手ごろだし、俺の好きな即決価格だし・・・む、むむむ、そして出品者はタコちゃんと同じ人だ。
これは安心して取引できるなあってことで、気がついたら落札ボタンを押していた。

んで、本日届いたわけですが、まずはルックス。
一見シン(Thin:薄い)・ラッカーに見える。
ボディーの表裏はキレイに木目が透けて見える。思いっきりセクシーだ。
見る方角によって真珠のような輝きがある。これがパールホワイトというやつか。
キレイ(~o~)
しかしフェンジャパの低価格ギターにシン・ラッカーものがあるとは思えない。
恐らく標準のポリウレタン塗装を薄くしたヤツだとは思うのだが・・・この辺は後々調査しよう。
なんせ、こいつの正体を良く調べずにルックスだけで買っちゃったから(*^_^*)

で、スペックは以下の通り。
◆ボディー材:アッシュ2ピース
◆ネック:恐らくメイプル+ローズウッド指版(しかもスラブ張り)、厚さは標準的なCシェイプ
◆PU:テキサススペシャル×3
◆ブリッジ:Fender刻印のゴールド(ブラスではなくメッキ)
その他ペグなど金属パーツはゴールドでかなりゴージャス(*^_^*)
ヘッドのロゴがスパロゴであること、ピックガードが3プライ、ネックがスラブ(俺好み)であることからして、これはプレCBSの60~62年モデルなのだろう。
ということは俺のJonnyの親戚ってことね。
USA製なら兄弟と言いたいが、Japan製なので親戚ってことで(^v^)
いや、仮にUSA製でもJonnyとQちゃんは40年以上の年齢差があるから親子以上か(・へ・)

Fender JapanのHPやネットで色々調べてみると、こいつはST62G-TXに近い。
しかし現行製品にこのカラーは存在しない。それに現行製品のボディはアルダーだ。
Σ(゜Д゜;)ここでふと気がつく。
・・・60~62年モデルだったらボディはアッシュじゃなくアルダーのはずだが(゚ε゚ )?
ぬうう(・へ・)このカラーリングといい、ボディ材の謎といい、オーダー品もしくは別モデルのネックとボディをコンポーネントしたやつかも知れん(´・ω・`)
出品者さんは信用のおける人だし、アッシュと言い切っていたからなあ・・・
(2009年9月16日追記:USA本家の白のシースルーのカラーは「ブロンド」と言ってアッシュを使用していたらしい。アッシュはアルダーよりも木目が美しいからというのが理由らしい。)

ま、そんなことはどうでもいい・・・早速弾いてみよう。(俺にはアッシュでもアルダーでもあまり関係ないのだΨ(`∀´)Ψ)
軽くストロークしてみる・・・お、なかなかパワーを感じる。これがテキサススペシャルか。
いい感じじゃん(´ー`)
次にリードプレイに移る。少し弦高が高い・・・これは要調整だなあ。
今気がついたけどPUセレクターはやはりハーフトーン対応の5段階になっている。
俺、ハーフトーン使わないんだけどなあ・・・といいつつ、俺の持ってるストラトはすべてこのタイプ。ま、いいけど。
で、ひとしきり音を楽しんだ後、調整にかかる。
まずはブリッジが若干フローティング気味だったので、バックパネルを外し、ねじをしっかりと押し込む。よしよし、これでブリッジが安定した。
次に弦高。ブリッジを調整したので若干下がった感じだが、俺好みにもう少し下げることに。
Annyを調整したときに購入したミニ六角レンチが威力を発揮する。このくらいの作業パワーだと、センチだろうがインチだろうが関係ない。くるくるっと・・・よし。
ブリッジをかなりいじったので最後にオクターブチューニングをして完成。
改めて弾いてみる。よしよし、いい感じになった(゚ー゚)
フレットの減りは殆どない。ボディに傷ひとつ見られないところを見ると前オーナーさんは殆ど弾いていないようだ。
人の事言えないがもったいない・・・しかし、これは育てていく楽しみがあるなあ。
Qちゃんの出生の謎も含めて、とりあえずしばらくはまた楽しめそうです。

で、ここで一応宣言を。
しばらくはギターコレクトはこれで休もうと思います。
これからは一つ一つを大事に育てていこうと・・・思っていますが、さあどうなるか?

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【2010年1月5日追記】
今回の年末年始の帰省の際、こいつを大分の実家に常駐させるべく置いてきました。
飛行機の持ち込み規制が厳しくなったことに起因してるんですが・・・
まあ、いつ実家に帰ってもギターは弾けるということで。
半年に1回しか会えないけど、いい子にしててね~!

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Ovation Legend 1767 AS(1992年製)

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◆Ovation Legend 1767 AS 『Wally』
◆年式1992年 Serial#452762
◆定価 国内価格240,000円?米国価格$1,360(1992年末の円・ドル為替相場1$=124.6円)
◆購入価格59,800円
◆購入年2009年7月3日
◆Music Land K○y 渋谷店

ゴールデンウィークの自宅飲み会でO先輩とバンドをやる約束をしてしまった俺。
O先輩はビートルズナンバーをやりたいらしい。
俺の「George」をみて「スゲ~(~o~)」とのお言葉とともに、「アコースティックの2台(Martin D-18Martin D-76)はピックアップついてる?」との質問。
いや、ついてないし(゚ε゚ ) 大事なギターに穴あけるつもりもない・・・
う~ん、ならば昔から欲しかったOvationでも買うか?
・・・でも4月に「Anny」を買ったばかりでさすがに金がない(・へ・)
ふと500円貯金箱をみると6万円くらい貯まっている(シースルーなので中身がわかるのだ)。
6万円かぁ・・・Ovation買うならホントは「スーパー・アダマス」欲しかったんだけど。
6万円では買えるはずもなし。しかし、チープなモデル買うのもいやだなあ・・・
と思って、お決まりのネット探索を1カ月ほど続けていた。
すると7月の第1週、デジマートで見つけてしまった。
『Ovation1767AS 【ウォルナットトップ 激レアモデルUSED 本日限定特価!!】』Σ(゜Д゜;)
価格は\59,800!(*^_^*)予算内じゃん!
しかも「Legend」ベースでトップはウォルナットトップの特別製のようだ。
ジョン・レノン仕様モデルと色は似ているが、あれはたしかスプルースのナツメグフィニッシュとかだったと思う。コイツは木そのものが違う。
しかしウォルナットとは珍しい。これは早速電話だ。
・・・前オーナーさんはコレクターらしく、あまり弾いていないらしいが、15年以上経ったギターらしくサスティンが利いた音で、状態もすこぶる良いらしい。
じゃなぜこんなに安い?
・・・お店の人に言わせると「ウチは中古楽器屋ではないので、いつまでも中古物件を置いておくわけにもいかないってことで破格です」とのこと。
う~む(゚ε゚ )なるほど。思わず即決で決済しかかったが、渋谷なので一応見に行くことにした。
・・・で、お取り置きにしてもらい、翌日見に行って即効で買ってしまった(´ー`)。

ボディはディープボールで俺の欲しかったやつだ。
トップは傷なし!ブリッジ付近にわずかにふくらみが認められるがホントに気にならない程度。
フレットも殆ど減ってない。
う~ん、これが17年経ったギターとは・・・疑いたくなるほどだが、音はしっかりOvation。
低音と中音がしっかり出る。さすがに高音は「輝く」まではいかないが、まあそこまでは望めないか。
生音をしばし堪能した後はマイクを通してみる。
コーラスを少しかけてみたりしてしばらく遊んでいたが・・・やっぱりいいわぁ(*^_^*)
やっぱりOvationの真骨頂はマイクを通した音だね。
生音では主張しなかった高音もしっかりした音が出る。
う~ん、イコライザー装備のギターはすごい。
(2009年10月追記:この3ヶ月間、3回のライブに使用する為に弾きこんだらかなり鳴るようになってきました。特に中音から高音にかけて音量が出てきたし、生音でも高音が主張するようになってきた感じだ(゚ー゚)やっぱり楽器は弾いてなんぼだなあ・・・)

1時間ほど弾いた後はシリアルナンバーとモデルナンバーからOvationの公式サイト(米国)にて製造年と価格を確認する。
ちなみにこのOvationの公式サイトはかなり充実していますよ。
ご自分のOvationの製造年や当時の価格を調べたい方は上記リンクに飛ぶか、面倒くさい方は下記を直接クリックしてください。

◆製造年 
Date Your Ovation
◆当時の価格
「 What was the retail price of my Ovation guitar in the year it was made?」

モデルナンバーの1767は「Legend」なんだけど「AS」がつくモデルは確認できなかった。
レギュラーラインでの作製モデルではないようだ(特注品かも)。
買う際にお店の人に「ASって何の略なんですか?」と聞いたがお店の人も???だった。
でもボディ内部には確かに「Model No. 1767AS」と刻印されているから間違いではないのだが。
知ってたら誰か教えてください(・へ・)。
さあ、こいつでビートルズナンバー奏でる日も近いよ。
張り切ってやろうっと(^v^)

(2010年9月5日追記)
Wally君は本日、O先輩んチにお婿に行きました・・・
自分のギターを手放すなんて本当に何十年ぶりなんで、少し感傷的ではありますが、よりかわいがってもらえるところの方がいいもんね・・・
まあ、大切にしてくれると思いますが・・・(クスン)

Ovation1767as1 Ovation1767as2 Ovation1767as3

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Fender 25th Anniversary Stratocaster(1979年製)

Aniv1

◆Fender 25th Anniversary Stratocaster『Anny』
◆年式1979年
◆定価240,000円?
◆購入価格138,000円
◆購入年2009年4月23日
◆イシ○シ楽器池袋店

大分市の中央町商店街の外れにあるベ○ト電器。
(2009年4月現在、なんとか法違反とかで世間を騒がしているが・・・)
今でこそ全国標準の量販店になっているものの、俺がまだ高校生だった30年前はのんびりした雰囲気もあったし、何より扱っている商品が電器製品だけでなくバラエティーに富んでいた。
当時はコンビニも無いし、街の雑貨屋さんのような便利なお店だったんだと思う。
そのベ○ト電器の2階にギターコーナーがあって結構良いギターを置いてあったのだ。

俺のギター屋さんとの付き合いは基本的に河○楽器がメインだったので、俺が学生時代に手にしたギター(※)は、ほとんど河○楽器で購入したのだが、なんせ大分の片田舎。
河○楽器に限らずどの楽器店も扱う在庫量が少なく、「どこそこの楽器屋に○○が入荷した」などの最新情報は俺たちの中で瞬時に共有されていた。

(※)学生時代に俺が買ったギター
①メーカー不明のGibson Hummingbirdコピー
②CAT’S EYE CE-500
③GRECO Stratocaster SE-450
Martin D-18
KAWAI F-1
Gibson LesPaul Custom

で、高校2年生のある日「ベ○ト電器にFender Anniversary Stratoが入荷した」との情報が入ったので自転車を飛ばして見に行った。
そこにあったのはショウケースの中でまばゆいばかりの銀色に輝いているギターだった。
∑(=゚ω゚=;)なんて美しいギターなんだ・・・それが第一印象。
価格は(うろ覚えだが)240,000円。
俺は限定品とか特別仕様とかに弱い(今でもそうだ)。
その時俺が持っていたエレキギターはグレコの45,000円のストラト。
そいつもきれいなパールホワイトだったが、なんせその頃の仲間でFenderを持ってるやつなんていやしない。
憧れのFender・・・しかも記念モデルだからハイスペックに違いない・・・どんな音が出るんだろう・・・
欲しい、いや到底手には入らない・・・せめて弾いてみたい(`Д´)。
当時の俺はスペックなどどうでもよく(よく知らなかったし)、とにかく本物の、しかも恐らくは普通のラインナップよりハイモデルであろうこのストラトに恋焦がれて、毎日毎日コイツを見に街に出かけた。
しかし所詮楽器屋ではなく電器屋、しかも到底買えるはずもなかろう高校生に店員さんは弾くことを許可してくれなかった。
むう(゚ε゚ ) 河○楽器のO野さんはMartin D-45でさえ俺に試奏させてくれたのにぃ。
というのが思い出話。

時は2009年4月22日に飛ぶ。
最近、精神状態は浮いたり落ちたりのジェットコースター状態(゚ε゚ )。
・・・こんな時はネットでギター検索するに限る・・・買いたい病発症のリスクはあるが(=゚ω゚=;)
で案の定、見つけてしまった。
Fender 25th Anniversary Stratocaster 79年製が138,000円。
むう(゚ε゚ )相場よりも5万円くらい安い。
なぜ?・・・ああ、前オーナーさんが大事にハードケースにしまい込んでいる間にボディ各部にトップコートのラッカー焼けが多数見られるとの事。
でもその他の状態はすこぶる良いみたいだ。ナット交換以外はフルオリ。
傷やリフィニッシュなどは基本的に気にしない俺にとって「買い」の案件だ。
まだHOLD表示は無い。はやる気持ちを抑え、とりあえずメールで問い合わせ。
J-Guitarへのアップは何日か前で、すでに200以上のPVがある。
・・・こりゃきっと売れてるな。アダマスの二の舞に違いない。
そう自分に言い聞かせていたら・・・翌日「お客様のために3日間お取り置きします」との返信が!
Σ(゜Д゜;)ぎゃー・・・どうしよう。買えちゃうよ・・・
まあ見るだけ見てみよう。でも買っちゃうだろうな・・・
・・・予想通り即決で買ってしまった。

そもそも25th Anniversaryは10,000台が製作されている。
コイツのシリアル#は252155。
25th Anniversaryのシリアルは25XXXXのXの部分が1から9999までの通し番号になっている。
(なぜかプロトタイプのシリアルは000000、市販された1号機は000001だが)
こいつは2,155番目に製作されたやつだ。
まあ比較的初期のものだね。79年製だしOKOK(^o^)。
仕様はアッシュボディにメイプルワンピースネックでブラックパーツを採用。さらに4ボルトネックジョイントとロトマチックペグ、ボディに貼られた「Anniversary」のデカールが大きな特徴。
このモデルは紫外線の影響で塗装がゴールドに変色している個体も多いのだが、コイツは比較的シルバーフィニッシュの色味が強く残っている。
確かにトップコートのラッカー焼けがかなりあり、触れるとザラザラ感があるものの、それもまた可愛い(゚ー゚)。
で、弾いた感じ。
まず弦高が少し高くセッティングされている。・・・これはあとで調整しよう。
音は楽器屋さんのコメントによると「絶妙なコンプ感と歪ませたときにもしっかり残るクリアーで粒立ちの良いトーン、アンサンブルの中でもしっかりと主張してくれるサウンドです。なかなか他のストラトでは出せない深い味わいが感じられます。」との事。
むう・・・弾いてみてもいまいちよくわからん(゚ε゚ )。
Ritchieと引き比べてみてもそう変わらない気がするが。
まあ同じ年代でスペックも似てるギターだから音が似てるのは当たり前だけど。
俺の3本のFenderのストラトを引き比べるとやはりJonnyのサウンドは明らかに違う。ビンテージならではのカラっとした感じがある(木も違うし)。
まあ、コイツの調整もボチボチとやっていけばいいさ。それもまた楽しい(^o^)。
ゴールデンウィークに弾きまくらなきゃね。
そうだ・・・コイツの名前何にしよう(゚ε゚ )。
【2009年7月追記】
・・・短絡的ですが『Anny』にしました(゚ー゚)
無理に名前つけんでもいいんだけどね(^o^)

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