Morris W-30
◆メーカー Morris
◆型式 W-30
◆年式1970年台後半~1984年頃(Sirial#811111)
◆定価30,000円
◆購入価格8,900円
◆購入年2010年12月30日
◆おもちゃ倉庫 大分店
昨年末に1台仲間が増えていたことを忘れていました(゚ε゚ )
実家常駐用のアコギちゃんを紹介します。
実家には昨年からQちゃんを常駐させているんですが、私が実家に帰るのは基本的に盆と正月だけ。
毎度「休み明けに社会復帰できるのか?」と危険を感じるほどウダウダしているだけの自堕落な 至福の休日ではありますが(笑)、たまにはアコギも弾きたいなぁ・・・と常々思ってました。
かといって、高価なギターを買うつもりも余裕もなく・・・
んで、市街地から自宅へ向かう途中にある「お宝発見!」とデカデカと書かれた看板のお店に、「たしかギターも売ってたな」と年末にフラリと訪問。
この店は古本から古着、懐かしの昭和のブリキのおもちゃなど、ありとあらゆる中古品が売られていて、商品を見ているだけで時が止まってしまいます(笑)
そんなお店の一角で、数十台の中古ギターが私を待っていました。
目指すは1万円以下のアコギをゲット(笑)!
ということで、目の肥えた私の最終選考にYAMAHAとMorrisの2本が残りました。
YAMAHA F-401Bが8,000円でMorris W-30が8,900円(´ー`)
と、この時35年前の思い出が走馬灯のように頭の中をフラッシュバック~(=゚ω゚)ノ
YAMAHAのアコギかぁ・・・当時中学1年生の私は母にアコギ(当時はフォークギターと呼ばれていた)をおねだりしてようやく承諾をもらった。
3万円(だったよなぁ・・・たしか)を握り締めTOKIWAデパートの楽器コーナーに走って行った私(笑)は、かねてから目をつけていたYAMAHAのアコギを買うつもりだった。
しかしYAMAHAのアコギは本体がジャスト3万円。
店員さんに聞くとケースはつけてくれないという。
その頃私たちの間ではチェック柄(赤とか緑)のソフトケースにアコギを入れて持ち歩くのがカッコよかったのだ。
そのケースが3,000円もするではないか。これは完全に予算オーバーだ(・へ・)
むう(゚ε゚ )ここは一度マーケットリサーチをしよう・・・と次に向かったのは「セブン松屋」。質屋である。
実はここにも目をつけていたギターがあったのだ。
Gibson Hummingbirdコピーのメーカー不明のアコギがジャスト3万円(今考えると暴利だわな・・・)。
こういうやつね(゚ー゚)
それをしげしげと眺めていた私を見た店のおばちゃんがニヤリと笑い、「それならこのケースをつけちゃるわ」とささやきながら指差したその先には・・・なんと赤いチェックのソフトケースが置かれているではないかΣ(゜Д゜;)
「このケースつけちゃるわ・・・このケースつけちゃるわ・・・このケースつけちゃるわ・・・」
私の手からスルスルと3人の聖徳太子(3万円)が魔法のようにおばちゃんの手に渡るのに5分もかからなかった(笑)。
その時YAMAHAを買うべきだったのは言うまでもないのだが・・・
そんな古い思い出がありYAMAHAのアコギには淡い思い入れがあるのですよ(=゚ω゚)ノ
一方Morris。
35年前、Morrisのアコギは仲間内で圧倒的な人気を誇っていた。
25,000円前後のモデルが主流だったかな?当時の中学生の持ち物としては結構な値段でしたね。
たしか同学年のギターヒーロー、トモナガ君が持っていたのがMorrisじゃなかったかなぁ。
なので、周囲でギターを始めるヤツは猫も杓子もMorrisを買っていた。
(私は例のメーカー不明Hummingbirdもどきw)
よって、ギターはMorrisにつきる!というDNAが私には流れているのですよ。
『モーリス持てばスーパースターも夢じゃない』というのが当時のコピー(by谷村新司)でしたね~(゚ー゚)
で、YAMAHAかMorrisか・・・
チューニングして試し弾きしても遜色はなさそうである。
かなり悩んだが、トップの色がいい感じ(いわゆるアメ色)に焼けているMorrisをチョイス。
すまん!YAMAHA!俺が死ぬまでには必ず1台は買うから(笑)
(余談ですが、この歳にして今回も母に買ってもらいました(´・ω・`))
実家に持ち帰りキレイにして弦を張り替えて弾いてみる。
「ジャリ~ン♪」
おおΣ(゜Д゜;)結構鳴るじゃん?
フレット音痴でもないし、かなり乾いた音で鳴ってくれる。
弦高も適正に保たれているしもちろんネックの反りなどもない。
これはイイ買い物したじゃん?
まあ、ちょいと調整が必要な点が2つだけある。
1点目はブリッジの6弦の穴がゆるくなっていて、弦を張る時にエンドピンが2度ほどロケットのように飛んでいきました(笑)
これはティッシュを詰めて調整したのでなんてことはないんですが・・・
問題は2点目のほう。
1弦の12フレットを押さえると音がつまって鳴らない(・A・)!
恐らくネックがわずかにねじれているのか、もしくは弦高を低くし過ぎているのかもしれない。
これを持ってステージに上がるわけじゃないから(笑)、このままでも充分なんだけど次回帰省したときにちょっと調整してみるかな。
仕様を調べて見ました。
シリアルNo.811111とあるので、てっきり1981年製かと思ったら、MorrisのHPには「1999年以前の過去の製品について印字・刻印されている製造番号から生産年を割り出す事は残念ながら出来ません」とあります。
しかし「また、1985~2000年代の間の製品については製造番号の付与自体を行っていない時期もございます」とあることから、このギターは1984年以前のものと判断した次第です。
結構古いやつだったんですね~、カワイイやっちゃ(゚ー゚)
【仕様】
トップ:スプルース2P
バック:ローズウッド2p
サイド:ローズウッド
ネック:ナトー
指版:ローズウッド
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