
この店の正式名称は長い。
その名も「味噌屋せいべえ 濃厚完熟味噌拉麺 新橋店」。
以前は烏森口から3分ほどの場所に店舗を構えていて、結構昼飯に利用していたのだが、俺が札幌に出張していた5ヶ月の間に閉店していた。
時節柄、てっきり不況のあおりで閉店したのかと思っていたら、この1月に烏森口近くのガード下に移転オープンしていたようだ。
文字通り濃厚な味噌スープが売りの俺好みの味噌ラーメン。
といっても「ど・みそ」や「くるり」のように凝ったラーメンではなく、化学調味料たっぷりのジャンクっぽい、いかにも新橋に似つかわしいといったラーメン店だ。
・・・その意味では「大将」と並んで俺のお気に入りの店のひとつなのだが、昼飯食いに行くにはやや遠いし、帰りに寄るにはちょっと重たいし・・・ということで、復活オープンを知っていたものの1ヶ月以上訪問していなかった。
で、時は21:30頃。
今日も帰りにラーメンを食べて帰る気満々で新橋駅に向かっていた。
ターゲットは「大勝軒」。最近は新店オープン効果も薄れてきて行列も無くなってきている。
今日も楽勝だろうと思っていたら・・・5人も並んでいる(゚ε゚ )
う~む、この時間から5人の列に接続する元気はないなあ。
じゃ宿題店だった「せいべえ」に行くか、ということで2分ほど足を伸ばして訪問。
場所は確認済だったのですぐに到着。
結構席が埋まっている。
いつぞやの「北斗」と同じ感じでビールを飲みつつという小グループもいるみたいだ。
まずは券売機。
デフォの「みそらーめん」にしようと思っていたが、「みそバターコーン」の表記に惹かれる・・・
懐かしの札幌ラーメンもどきだ。
よしこれにしよう。で、「みそバターコーン」880円也を購入し店の奥に進む。
・・・いや、ホントに繁盛してるわ。
店は長細い作り(ガード下の空間利用)で、カウンターが15席くらいとテーブル4人席が2つといった感じ。
それが8割方埋まっている。
この店のラーメンは飲んだ帰りの締めラーメンというよりは、仕事帰りで遅くなったサラリーマンがラーメン・餃子と一緒にビールを飲むと言った感じだろう。
で、食券をカウンターに出す。
韓国風のお兄ちゃんが「ライスがサービスで付きますけど?」と聞く。
う(゚ε゚ )まあ、この時間だしライスは辞退。
・・・7分ほどでラーメン提供。
おお、懐かしの札幌ラーメン風。
懐かしの・・・といっても最近の札幌ラーメンにバターやコーンは載っていない。
文字通り一昔前の札幌ラーメンだ。
まずスープを一口。下からよく混ぜるのは忘れてはならない。
ああ、濃厚。旨い。
次にラー油をたっぷりかけ、テーブルにある無料ニンニクをクラッシャーでつぶし投入。
うん、かなりいい感じ。
麺は中太のややちぢれ麺で味噌ラーメンの王道だ。
これも旨い。
チャーシュー・・・というかベーコンか?限りなく薄い。まあ、これは期待してないから。
メンマは太い。歯ごたえもあり、これはいい。
もやしも俺には適量。
バターとラー油が相まってスープはなかなか良い。
味噌ラーメンに海苔?という感じだが、まあこれもいい感じ。
もやし、のり、コーン、麺、スープを適量づつ口に入れ味わう。
・・・かなり旨いじゃん。
で、後半は酢を入れてみる。
おお、やはり狙い通りアクセントがついて旨い。
最後はどんぶりの底に溜まったコーンを救済しつつ、一気にスープまで完食した。
いや~、思った以上に満足した。
かなり化学調味料使っている感じだからAちゃん向きではない。
毎日食ってたら体にも悪そうだ。
でもたまにはいいね、この味。
ジャンクな味を堪能し満足なリチャードだった。
2009年3月10日東京新橋