今日は月1回の病院検診の日。
まあ今回は検診といっても薬をもらいに行くのと簡単な問診だけだから気が楽だ。
で、その後新大久保に行く用事があった。
用事といっても・・・ギターの掘り出し物を見つけたのでK楽器本店まで行く用事だけど(゚ε゚ )
なので滅多に行かない新大久保でラーメン探索しようと思いラーメンDBで店を絞り込んでいたのだ。
ギターは・・・既に売れてました(`Д´)。まあ、無駄遣いするなということでしょうな(=゚ω゚=;)。

で、本日のターゲットは「めとき」。
昔ながらのラーメンを提供する静かな人気店らしい。
何でも取材拒否の店とのこと。
量もかなりあるのだが、人気の秘密はスープにあるらしい。楽しみだ。

掘り出し物を見に行くわくわく感から一気に意気消沈した気持ちを切り替えるべく、ラーメン屋へ急ぐ俺。
しかし「めとき」ってどんな意味なんだろう?
細い路地を進み、店のそばまで行くと答えはすぐにわかった。袖看板に「目時商店」の文字が。
なるほど、苗字なわけね(´ー`)。
お店は昔ながらのラーメン屋さんという感じ。
入店は11:15。暖簾をくぐると煮干の強烈なにおいが鼻をつく。
ああ、なんか懐かしい感じ。
横並びのカウンターに7席の小さなお店。で先客は5名。
真ん中ほどの空き席に座る。
カウンター向こうの厨房を見下ろす感じ。そこには初老の店主さんが一人でチャーシューを切っている。
俺が席に座ると店主さんがアイスピックで氷を割りグラスに水を注いでくれた。
むΣ(゜Д゜;)メニュー表がない!・・・う~む、下調べしておいて良かった(^o^)。
ここは中華麺1種類しかなくて、あとは量の調節しかできないのだ。
「あ、普通のラーメンお願いします」と無難な言い方の俺。
無言でうなずく店主さん。寡黙な人のようだ。
(ちなみに正式メニュー名は「中華麺」870円也)
隣の人が「ごちそうさま」と席を立つ。
一人ひとりの前に置かれた小皿に入った小銭をポケットに入れて店の外へ。
・・・なるほど前払いなんだな。そう思って財布から1,000円札を出し小皿で押さえるように置いておいた。
まるで常連のような動作だが、これで正解だったようだ。
ナイス俺(^o^)。
ラジオからはチューリップの「青春の影」が流れている。
・・・まるでタイムスリップして昭和に戻ったような気持ちになる。いいなあこの感じ。
店主さんの作業ポイントがちょうど俺の目の前のようで、失礼ながら作業ぶりを観察させてもらった。
まず麺を2玉!(なるほど、デフォで300gなのだ)お湯に投入。
どんぶりにしょうゆダレとラードを入れ寸胴のスープを合わせる。
麺の湯切りは簡単にちゃちゃっとした感じでどんぶりへ。
スープから盛り上げるように盛るのが特徴のようだ。
ネギを一つまみとチャーシューを1枚入れ、海苔とナルトを盛り付け・・・そして大量のメンマを添えて提供となった。
その間約5分。
実に無駄の無い動きだった。・・・この人はプロだ(=゚ω゚=;)(当たり前か)。
で、味の前にこの姿。
スープが大量でこぼれそうなくらいで強烈なインパクト。
・・・昨今の人気ラーメン屋はスープをケチるあまり少なめのところが多いのだが、これはいい。
スープの味は・・・うん、煮干が効いている。旨い。懐かしい味だ。
このスープはいいね。
そしてチャーシューは・・・この味付け好き!大振りで歯ごたえがあり旨い!
次回来ることがあればチャーシュー増を頼んでみよう。
麺はさすがのボリューム。中細縮れ麺がなかなか無くならない(´ー`)。
そしてメンマもなかなか無くならない(^o^)・・・このメンマ、ひき肉と和えてあるそうな。
そういわれれば確かにそうだ。なかなか手の込んだ作りだなあ。
半分くらいからやや飽きてきたものの麺と具は完食。
スープまではさすがに完食できず名残惜しいものの半分以上残した。
あとから来たお客さんが「小盛りで」と言っていたから次回はそうしてみよう。
う~ん、旨い1杯だった。この店はリピートありだなあ。
ギターの意気消沈がかなり癒されたリチャードだった。

2009年4月10日東京新大久保