関西遠征シリーズ1店目。
今日は夕方のアポがあろうが無かろうが弥七に行こうと決めていた。
(実はアポが流れたので弥七の後はホテルに直行だった・・・最近楽してるなあ(゚ε゚ ))
13:30に伊丹に到着。バスで梅田まで行き、地下鉄で中津駅へ。
小雨ながらも雨模様のこの日の大阪だ。
はたして大阪の食道楽達は雨の中、行列するのだろうか?
東京の人気店「くるり」に行った時はどしゃ降りの中1時間近く行列した苦い思い出がある。
#09/12軒/12杯目 麺処 くるり参照
期待と不安に胸を抱きながら店の近くに・・・
∑(=゚ω゚=;)おお、行列どころか一人も並んでないんじゃないか?
もしかして休業日か?・・・いや、2人並んでいる・・・これはラッキーだ(^o^)。
店前に到着したのが14:30ジャスト。
なんと5分後には店に入れた(^o^)・・・奇跡だ。
やっぱり大阪の食道楽は雨の日に並んでまでは食べないのか?
まあいい。食券だ。
今日は「しょうゆ」と決めていた。
なぜならこの店の基本メニューの「塩」「つけ麺」は既に試しているから、これで完全制覇なのだ(´ー`)。
#09/15軒/15杯目 らーめん弥七参照
#09/25軒/28杯目 らーめん弥七参照
少し迷ったが「しょうゆチャーシュー」950円也を選択。楽しみだ。

入店までは奇跡に近い5分待ちだったが、その後がいけない。
アベックと若いお姉ちゃんばかり食っている。
特にテーブル席のアベックは会話を楽しみながら食べているし、同じくテーブル席のお姉ちゃん2人組に至っては、まだラーメンも提供されていないし、このケバさから判断するとかなりゆっくり食べるはずだ(案の定、その通りだった(`Д´))。
う~む、これは少し待つかな・・・
結局15分待った。まあ、それでも並び始めて20分で座れたのだからいつもの3分の1ほどの驚異的な短さだ。やはり雨に感謝なのだろう。
会話を楽しんでいたアベックが座っていたテーブルに俺の後ろに並んでいた人と相席で座る。

ラーメンは座って5分ほどで提供。
まずはスープから。
う(゚ε゚ )・・・これを「しょうゆ」と言うか。
今までの俺の「しょうゆラーメン」の範疇に無い味だ。
鶏白濁のベーススープにしょうゆを合わせているのだろうが、なんとも不思議な味だ。
旨い。確かに旨い。わずかに魚介系を感じるのは気のせいだろうか。
具がまたすばらしい。
白ひげネギ、刻みネギ、糸トウガラシ、そしてたまねぎのみじん切り。
チャーシューは絶品。さいころ状の「へた」とスライスの競演。
へたチャーシューの味わいが深いし、スライスされたチャーシューのとろとろ具合がいい。
箸で持ち上げると切れてしまいそうなとろとろ具合だ。
あああ、至福の1杯とはこのことだ。
旨い旨い。
・・・しかし、この「しょうゆ」もいいが基本の3メニューを食べて断言できる。
俺には「塩」が最強メニューだ。
もちろん「しょうゆ」「つけ麺」も超が付く良い出来栄えだ。
しかし俺にとっては「塩」がベスト。次からは迷わず「塩チャーシュー」を選択しよう。

どんぶりに直接口をつけスープを飲み干す。
ああ、旨かった・・・と席を立つ。と斜め後ろに奥さんが立っていた。
俺「ごちそうさまでした」
奥さん「ありがとうございました」
む(゚ε゚ )今後の参考に聞いておこう・・・と思って、
俺「雨の日は行列は少ないんですか?」
奥さん「あ、今日みたいに朝から降っている日は、やっぱり少ないですねぇ」
そうか、やっぱりそうなんだな。いい事を聞いた。これからは弥七に行くときは雨の日狙いだ。・・・まあ大阪出張時に雨に降られてばかりじゃ困るか・・・
俺「あ、そうなんですね。今日はラッキーでした。旨かったです、ご馳走さまでした。」
と奥さんに告げ、店主さんに「ごちそうさまでした」と声をかけ店を出る。
店主さんも俺の目を見て「ありがとうございました」と微笑みながら返してくれた。
ああ、なんか人情みたいなものを感じる。
やっぱり大阪でNo.1の店だなあ。
また来よう。
幸せな気持ちで店を後にしたリチャードだった。

2009年4月14日 大阪中津