#14/52軒/121杯目 『 』（無銘）

本日は「神田の日」。
神田の病院へ通院するのも長くなってきました・・・くう(・A・)
まあ、その通院日を利用しながらも、こうして旨いラーメンを食べられることに感謝です！

ちゅーことで「神田の日」恒例の『　』（無銘）へ。
なんやかんやで時計は12時を回っております。
店まであと10mというところまで来ると、店内から一人の男性が出てらっしゃいました。どうやら食べ終えたお客様のようです。
・・・ところが、その方に反応するように「ん？何の店だ？」とばかりに店内を覗き込む男性二人組。

こちらのお店も暖簾に「麺」とだけ書いてあるだけで、看板等出してないからかえって気になりますもんね（笑）

つか、5席のお店に先に2名も入られちゃカナワン。
加速装置スイッチオン！

ということで店内を覗き込むお二人組の脇からスイッと店内に滑り込むと、一席だけ空いておりました。
成功～！（アホかｗ）

今日のオーダーは決めておりました。
券売機にて「四種の魚のつけ麺（並）」（800円也）をポチ。
4か月前に食べてバカ旨だった一杯を再検証でございます。

店主さんは満席の客対応で結構テンパっているような感じです。
・・・が、ワタクシには「お客様、つけめん並ですと少し量が少ないのですが、同額で中盛りにもできますが・・・」との丁寧な対応。
5席のみの小さな店とはいえ満席、しかもワタクシの他に未提供者のいる中、この丁寧な接客には本当に頭が下がります。
ま、最近のワタクシの胃袋はデフォ並盛で充分なので、このお申し出は丁寧にお断りました。

すごいのは座って5分で我が一杯が提供されたこと。
実に手際が良いのです。
当然、麺は作り置きなんかではないし、どんぶりの調合などもオーダーを受けてからだし、チャーシューに至ってはオーダーの都度切り出しています。
それでいて5分で提供とは恐るべし。

・・・まあ、ワタクシはファンになっちゃったらトコトン正のハロー効果を追求しますから、多少の贔屓はお許しいただくとしてもこれは素晴らしいオペレーションです。

前置きが長くなりましたが、それではいただきます！

レンゲがついてないしカウンターにも用意されていない・・・ま、これは前回と一緒なのでこだわりなのかも。
なので、一旦つけ汁どんぶりを持ち上げ一口ジュルリ・・・ああ、ざらっとした中にも深い魚介系のふくよかな旨み。
これはイイ(・∀・)

続いて麺に参る。

まずは一つまみつけ汁に潜らせバクッといくと、フィットチーネ風のパスタもどき麺が滑らかに下の上を滑り、前歯でパッツン。
う～ん、ボーノ(笑)

で、早速二口目からは特製のトマトソースをたっぷりと麺に絡めます。
そして再びつけ汁に潜らせバクッと・・・ううう旨～い！
かなりの完成度ですねー、これ。
かなり特徴的だし手も込んでいるし、都内でも極めて高いレベルに到達していると言えるでしょう。

具は炙ったゴロチャーシューと短冊切りのネギ、それに茹でキャベツ！
結構濃厚なつけ汁にとってこのキャベツは箸休めとしてはベストマッチなのでしょう。
個人的にはここにベビーリーフでも可ですが（笑）

バクバク食べ、固形物をあらかた片付けた後はお楽しみのスープ割。

ネギを足してくれて再提供してくれたそいつに、今日は遠慮なく特製トマトソースをドボドボ＋卓上にあった胡麻をスリスリ。
・・・こいつが旨ーい！
ううむ、イタリアンコースに入れてもおかしくないような上等のスープですよ、これ。

ということで堪能堪能また堪能。
で、恒例の店主さんのお見送りの際、「いや、本当に抜群に旨かったですよ」と、店内のお客様がワタクシを振り返るほど熱の入ったセリフが口を突いて出てしまいました
すると「お口に合いまして・・・」といつもの通りの腰の低い返答。

いつもこの店に来ると気持ちが軽やかになるなぁ。
こういう店ばかりだったらいいのにね。

本日も至福の一杯をご馳走様でした！

2014年11月10日（レビュー通算405軒目1,018杯目）

『 』（無銘）

東京都千代田区神田東松下町49

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