札幌出張でございます。
・・・7年ぶりかぁ。このブログを始めるきっかけになった2008年の札幌長期出張が終わって以来です。
色々な思いが交錯しますが、このブログではラーメンのことだけに集中しましょう(笑)
お仕事のアポイントは日曜日の夕方と月曜日の午後。
その合間を縫って訪問したいお店の優先順位と訪問効率性を練りに練って、最初の訪問は「あらとん」に決定。
このお店は僕の「つけめんの聖地」なのであります。
2008年の駐在当時、2回訪問するもその都度振られて出張終了間際にやっと行けたという曰くつきであります。
東京の催事で食べたり、お土産ラーメンを食べたりしたことはあったものの、7年ぶりに本店に訪問するというのはラオタとしては特別な感情が胸にこみ上げます。
前置きはこれくらいで(笑)
羽田発9時半の飛行機に乗り、千歳空港からJRと札幌市内の地下鉄を乗り継ぎ二十四軒駅へ直行。
札幌中央市場の入り口まで行くと見覚えのある風景が目の前に広がります。
ああ・・・なんか感慨深い。
視界の200m先にしっかりと「あらとん」を捉え、暖簾が出ているのを確認しほっと胸をなでおろします。
入店は12時半。
おぅ(゚ε゚ )店内は暖房が入っている。そう10月になるとそろそろ冬支度の道内なんだよなぁ。
店内待ち客は10名様ほど。ま、これは想定内。早速券売機に向かいます。
今日は後ほどもう1軒訪問する予定なので大人しくデフォの「つけ麺(780円也)」をポチ。
食券を渡す際、「並、ひやもりで」とお願いします。
店内を見渡すと・・・店主さんいた―(・∀・)
相変わらず眼光鋭く、独特の職人オーラを放ち、麺とスープは全部ご自分で調理されております。
ちなみに店内はこういう感じで厨房を取り囲むようにカウンター15席のみであります。
しばし店主さんとスタッフさんの動きを観察。
ドンブリには液体のカエシは使わずに「練り醤油」みたいなペースト状のものを適量入れ、その上に店主さんが中華鍋で調整したスープを加えております。
接客以外の言葉はほとんど発せられない厨房の真剣勝負を拝見しながら入店後20分で我が一杯が提供されました。
さあ、いただきますよ~。
まずはつけ汁を一口ジュルリ。
ヽ(`Д´)ノ・・・やはりこれは今まで味わったことのないつけ汁です。
まず濃厚な醤油がツンと舌を刺激しますが、ほんのりとしたアルコールも感じます。
やはりこれはもろみを使用しているに違いない。つけ汁の表面に浮くつぶつぶがその正体なのであろう。
そして「あら」の深さを十分に感じます。7年前は辛いメニューを選択しちゃったから、つけ汁の良さが消されていたことを思い出す。(バカだった僕w)
一方、カネジン製の麺。
ひやもりでお願いし、運よく店主さん自らが水で〆てくれたこの麺をまず一口。
うん、ひやもりで正解。すばらしくコシの強い麺がさぬきうどんのような食感をもたらしてくれます。
チャーシューも見事なので麺の上に乗せパチリ。
ではいよいよ食べます!
つけ汁に麺を潜らせ一口ずるっと吸い上げますと・・・旨い!
泣くぅ~
今まで1,000杯以上食べたラーメンとつけ麺とは一線を画す味。
う~ん、これは素晴らしい。
並盛で250gであろう麺がどんどん消化されていきます。
しかしこれでも僕にはなかり濃厚に感じる。「濃厚」のメニューと少し迷ったが、そっちを選択しなくて良かった。
ずるずるバクバクと食べ続け、あっと言う間に固形物を完食。
スープ割をお願いします。
7年前はスープ割で「あら」の深さに驚愕したものだが今回はどうだ?
レンゲが添えられて提供。
一口ズズズ・・・うん・・・あんまり変わらないか。つけ汁が薄まって飲みやすくなっただけの感じかな。
ま、最初につけ汁を一口啜った時に「あら」の旨さを充分に堪能できているからヨシとしましょう。
で、連食を予定しているのでスープ割は少し味わっただけでフィニッシュとしました。
「ごちそーさまー」と席を立つと全員が「ありがとうございました」と返してくれます。
うんこの店づくりも好き。
次に来れる機会はあるだろうか・・・いつまでも心に刻んでおきたい名店です。
7年の時を超え、至福の感激をもたらしてくれたお店に感謝!ご馳走様でした!
2015年10月4日(レビュー通算432軒目1,125杯目)
北海道札幌市中央区北10条西21丁目15-4 札幌市中央卸売場外市場食堂長屋
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