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千葉のラーメン

2019年6月 4日 (火)

#19/76軒/92杯目 松戸富田麺業

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千葉方面でのお仕事。千葉駅ってエキナカが充実してますね~。

ちょうどお昼時に千葉駅で乗り換えだったので、適当になんか食べていくかと案内版を見ると、なんととみ田系列のお店があることを発見!

これは行っときましょう!

ってことで「濃厚つけ麺(980円也)」をポチ。

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ショバ代込なのは分かるけど、いい値段だよな・・・

エキナカだけに老若男女問わず並んでおります。

程なくしてカウンターに案内され我が一杯の提供。

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とみ田にはもう5年も行ってないけど、本店の麺とは趣が違うなあ。

旨いことは旨い。でも値段とは見合わない。

ほとんど並ばずにとみ田の一杯が味わえるというプレミア込価格と考えるしかないか。

ご馳走様でした!

2019年6月4日(レビュー通算640軒目1,580杯目)

千葉県千葉市中央区新千葉1-1-1 ペリエ千葉エキナカ

2019年4月 6日 (土)

#19/48軒/54杯目 大福元 船橋法典店

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本日は船橋法典にてお仕事。・・・初めて足を踏み入れる土地です。

少し早めに着いたので余裕でラー探索できます。

恒例によりRDBにて駅近のお店を検索すると、こちらの黒酢牛肉麺なる写真に目を惹かれ訪問決定。

 

入店は13時ジャスト。ラーメン屋さんではなく地元の中華屋さんといった感じ。

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店内はほぼ満席。まだまだランチタイム真っただ中だし、これは期待できるかも。

メニュー表から初志貫徹で「黒酢牛肉麺(950円也)」をオーダー。

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しかし税別ならそう表記してほしいものだ・・・レジで支払いするときに「えっ?」となるから。

 

で、恐るべきスピードで提供。多分オーダーから3分くらいで提供されました。満席なのにすごいな。

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で、お味ですが・・・

不味い。久しぶりに不味いと感じた一杯。というか味がしない。

いや、味がしないというのは大袈裟だけど、はじめは僕の味覚がどうかしちゃったのかと思ったほどスープに深みが無い。

まあ中華屋さんのスープってラーメン屋さんほど凝って作っていないのは分かるけどそれにしてもこれはないだろう。

 

ということで半分食べてギブアップ。

ごちそうさまでした!

2019年4月6日(レビュー通算619軒目1,542杯目)

2019年3月28日 (木)

#19/43軒/48杯目 麺屋あらき 竈の番人外伝

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本日は朝から西船橋でお仕事。

ちゃっちゃとグッジョブ!で片づけて、後はオフィスでデスクワークして帰るのみ。こういう日はいいよね~(^^♪

時間的精神的に余裕があるので、新規開拓行っちゃおう。

 

ってことでRDBにてこちらをチョイス。つけ麺が独特っぽいので期待。

入店は12時ジャスト。

人気店っぽいのである程度の行列を覚悟していたが、意外・・・店内に前客1名様のみ。たまたまなのかしら?

券売機にて「トロつけ麺(750円也)」をポチっとやってカウンターの腰に下ろします。

 

程なくして提供。

まずはつけ汁を少々ズズズ・・・

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・・・なんだろう?割と珍しい味。

魚介控えめ、かといって鶏や豚が立っているわけでもなく、若干の酸味。

通常のつけ麺のつけ汁よりも粘度が高いので「トロつけ麺」らしいけど、ドロリ感はそれほど特別感じない。

特筆すべきはひき肉が結構な量沈んでいたこと。これは面白い。

 

一方の麺。

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最初、どんぶりにコンモリ盛られていたので「えっ!食えるかな」と思ったが、底上げしてたのかい(笑)まあ水切りの効果もあってよろしい。

このウニウニした麺は旨い。自家製麺らしいけどなかなかの出来栄えですね!

総じてそこそこ旨い!味はまだまだ探求していくとして第一印象としては良かったと思います。

 

しかし・・・このお昼の真っただ中で仕込みをしているお兄ちゃんスタッフ。

ズンドウだとかの扱いが雑でグワングワン音をたてながら作業してるのよ・・・客に食事する環境を提供しているマインドがゼロ。

この辺がなあ・・・

ご馳走様でした!

2019年3月28日(レビュー通算615軒目1,536杯目)

2019年3月17日 (日)

#19/39軒/43杯目 ラーメン かいざん

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本日は朝一に横浜でちゃっちゃっと仕事して午後から船橋へ。東京縦断の旅。2011年当時の旅芸人状態になったてきたなぁ(゚ε゚ )

まあそれはそれで各地のラーメンが食べられていいんだけど(笑)

で、午後アポの前に一杯食べる時間があったので東船橋エリアで旨そうな店をゴソゴソと検索。

んで、ラーメンショップながら人気の高いこちらへ決定!

 

入店は12時半過ぎ。

店前の券売機で一番人気だという「かいざんラーメン(850円也)」をポチ。

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店内はほぼ満員ですが幸い左端の一席が開いており腰を下ろします。

スタッフさんは元気があって嫌みの無い接客でいい感じ(これ大事!)

ほどなくして提供。おお!背油・ネギどっさりのスタミナ系。

ではいただきまーす!

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スープをズズズ・・・

うんうん、予想を裏切らないコッテリ感。背油スープは久しぶりだからなんか新鮮。

中太麺とネギを箸に挟み口に頬張り、そこにスープをレンゲで流し込むとバカ旨!

大判の海苔や厚切りチャーシューといい、これぞラーショの醍醐味か。なぜかワカメが少量載っているところはご愛敬(笑)

 

いやいや、これ旨いわ!

次のアポがあるのにネギを大量に摂取してしまったので、しばらくはガム人間になるとするか。

うん、これはまた来たい店だ。また東船橋エリアに来るときは再訪しよう。

本日も至福の一杯をごちそうさまでした!

2019年3月17日(レビュー通算612軒目1,531杯目)

2019年3月10日 (日)

#19/36軒/39杯目 中華そば 青葉 船橋店

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本日は船橋でお仕事。

朝一のアポがサクッと終わったので、時計を見るとまだ11時。

この時間から空いている店は結構限られるなあ、と思いつつRDBで検索すると東武百貨店のテナントに青葉が入ってるのを発見。

早速行ってみましょう!

 

ということで青葉初訪問。ラーメン道に入って10年。青葉初訪問とは情け無いけどね(笑)

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幸い並びは無い。 

店外の券売機に対峙し、無難に「中華そは(730円也)」をポチ。

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入店してカウンター中央に腰を下ろして提供を待ちます。

カウンターにある張り紙に「柚子唐辛子をご希望の方は申し出ください」的な事が書かれてあります。

なんだろう?と思っていると隣の方が柚子唐辛子をお願いしていたので、僕も条件反射的にお願いしてしまいました(笑)

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程なくして提供。

それではいただきまーす!

まずはスープを一口ズズズ・・・

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あれ?こういう感じのスープなの?少々、予想のスープと違う。

食べながら再びRDBを見ると、スープは魚介と白湯のWスープとのこと。

なるほど。勝手な思い込みで魚介と豚骨のWスープだと思っていた。これではラーメンフリークとしてホントに情け無いわな(笑)

 

麺ほモチモチで好みのもの。具はシンプルだけど悪くない。

少し食べ進めたところで柚子唐辛子を投入すると、締まった感じになってこの味変は有り!

 

そのままズルバクでスープまで完食。旨かった。

まあ、青葉初訪問ということで悪くない一杯でした。次回はつけ麺かな。

本日も至福の一杯をご馳走さまでした!

2019年3月10日(レビュー通算611軒目1,527杯目)

千葉県船橋市本町7-1-1 東武百貨店船橋店B1

2019年2月14日 (木)

#19/23軒/24杯目 零一弐三(すうじ)

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本日も船橋に営業。
船橋では前回嫌な思いをしている ので今回は確実に行きたいところ。

リサーチしたところ、駅から少し離れているけど煮干しの旨い店があるようでR。
時間に余裕があるから行ってみましょう!

入店は12時。おっとお一人入店しようとしている・・・加速装置をスイッチオン!で抜き去って先に入店(笑)

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券売機で「濃厚煮干し蕎麦(800円也)」を買い求め、カウンター一番奥に腰を下ろします。

厨房内では店主さんが一人で奮闘中。お客様は前客も後客もそこそこで、けっこう繁盛してますね。

ほどなくして提供。

まずはスープをズズズ・・・

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おおお~!ガツンと煮干しが来るね~!エグサも半端ないけど、これよ、これ。
ドロドロのセメント状態。

これに細麺が恐ろしく絡む絡む。

2種類のチャーシューの完成度も高いし、何より刻みタマネギがいい仕事してます。タマネギが増量できるんだったら次回はそうしてみよう。

いやいやいや、久しぶりに大満足の一杯でした。

本日も至福の一杯をごちそうさまでした!

2019年2月14日(レビュー通算606軒目1,513杯目)

千葉県船橋市本町7-23-14 文平ビル101

2019年2月 6日 (水)

#19/17軒/18杯目 三代目麺処 「まるは」極

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本日は船橋でお仕事。久しぶりだなぁ、船橋。
昼飯は迷わず8年ぶりの極 さんへ。

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「濃厚白湯つけ麺(880円也)」をポチっとやって、お姉ちゃんスッタフに件を渡して着席。
このメニュー、最初に訪問した時に食べて 結構旨かったんですよね。

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でね、味は結構旨かった。具材は相変わらず冷たかったけど、それはまあいいでしょう。

ここのスタッフさん、厨房内に男性が3~4人いるんだけど、僕が店にいる間ず~っと無駄話してました。

僕も飲食店関係の仕事をしてたことあるけど、厨房内に限らず仕事中って基本的に私語禁止だろうよ。
それに最近の飲食店ってマスクと手袋が常識になりつつあるこのご時世に、無防備でず~っと仕事と関係ない話をして唾とばしてる従業員がほとんどの店ってどうなのよ。

これ以上書きませんが、僕はもう行かないです。

2019年2月6日(レビュー通算603軒目1,507杯目)

2017年7月28日 (金)

#17/74軒/79杯目 大ちゃんらーめん

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さてさて、東京湾一周サイクリングの道中記録 は先の記事に譲るとして、こちらではラーメンブログとしての本来の役割を。

一週間ほど前に思いついた東京湾一周サイクリング。
せっかく未開の地を走るのだからと、当然のごとくラーメン探索を計画。
で、白羽の矢を立てたのがこちら。結構な人気店のようだし、立地的にこんな企画でもなければ訪問するチャンスは今後ないでしょう。
それにルート的にもタイムテーブル的に少し調整するだけで大丈夫そうなので訪問をすんなり決定。

さて当日。
時間調整しながらも早めに着いたつもりが、開店20分前に10名以上の待機列が発生しているというビビッた状況。

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まあ広い店内のこと、入れないことは無さそう。
で、しかも10時45分頃には開店してくれて1名また1名と店内に吸い込まれていきます。

案内されたのは9席あるカウンターの手前から2番目。
まあ無難に入店できて良かったよかった

お姉さまスタッフさんが順々にオーダーを取っていきます。
僕のオーダーは既に数日前に決定していた「しおとんこつ(650円也)」で。

そして提供を待つ間にお水を4杯ほどおかわり。
そして「お一人ひとつまで」のサービスのゆで玉子をゲット。

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ゆで玉子無料サービスといえば9年前の札幌での思い出が蘇える ・・・Aちゃん、久しく会ってないけど元気かなぁ?

ふとTVから歓声が聞こえる。どうやら夏の甲子園東京予選で早実が準決勝を戦っているようだ。
なるほど、清宮フィーバーね。興味が無いという訳じゃないが、彼に関しては騒ぎ過ぎのような気もする。
(後ほどニュースで知ったがこの試合でも清宮君はホームランを打って高校通産本塁打のタイ記録とのこと)

で、ラーメンよりもサイドメニューが先に提供され始める。
どうやら餃子が人気のようだ。
厨房の右側には黙々と餃子を包むスタッフさんの姿もある。

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・・・ん~、まあ餃子はいいか。餃子食うときはビール飲みたいし今日はそういう訳にもいくまい。

ちゅーことで提供は待つこと20分後くらい。結構待ったね~。
まずは650円にしてこの麺顔に少しびっくり。チャーシューがゴロっと4枚、勢いよく飛び出したメンマ、それにこれでもかとブラックペッパーが振られている。

ワイルドだろ~?

と古いギャグを心の中で唱えたりしながら(笑)、それではいただきまーす!

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まずはスープからズズズ・・・

ほほほほ~、このスープはなんだろう?
塩との分類なんだけど、醤油のような味噌のような不思議な味。しかも塩分濃度がめちゃ高い!
例えるならべんてんの塩スープ をもっと塩辛くしたような感じ。

一口目は抜群に旨く感じたものの、二口目以降は塩の強さが気になる。
まさかこの塩分が強いことをもってして塩スープと言っているのか、それとも朝から6時間以上自転車を漕ぎ続けている僕の身体から塩分が減少しているので普段よりも塩分を過敏に感じてしまうのか。
まあこの炎天下、サイクリングをする者にとってタイムリーな塩分補給であろう。

麺は中太ストレートのもっちりした麺。これは好き。この強いスープとよく合う。

そしてチャーシューがバカ旨である。周りの黒い部分に染みた味が実に旨いし、肉も柔らかでジューシー。
しかもデフォで十分なボリュームが載っていることも嬉しい。
・・・茹で玉子サービスの盛カゴの横でパックに入ったチャーシューの別売りしていたよな。買って行きたいが、炎天下をあと10時間以上走らなければならないのだ。保冷の用意をしておくべきだったなぁ。次回の教訓としよう。

で、サービスの茹で玉子を剥いてスープを染みこませて食べるとこれがまた旨い。

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あとはモヤシが強いスープとの緩和剤となりながら良い働きをしていることが気に入った。

旨いうまいと食べ進めるが、どうしても塩分の強さが気になるなぁ。
僕の左隣の方は「しょうゆ豚骨」をオーダーしていたみたいだから、次回があればそっちにしてみよう。

結局スープは半分くらい残してしまったが、かなり旨い一杯であったことは確か。満足満足。

さて、残り100km以上残っているがちょうど良いエネルギー補給でありました。
ホント、秋くらいにまた来ようかなと本気で思う旨さだった。

本日も至福の一杯をご馳走様でした!

2017年7月28日(レビュー通算535軒目1,343杯目)

(番外編) 東京湾一周サイクリングdeラーメン探索

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実は東京湾一周サイクリング(通称ワンイチとかいうらしい)を実行したのです。

思い立ったのは一週間ほど前。何気なくサイクリング関係の情報をWEBで検索していたらワンイチ達成者のブログにたまたまたどり着き、内容を拝見するとこれがなかなか面白そう。

このワンイチ、サイクリングマニアの間では割とメジャーらしく、ブログを検索すると結構な数の自転車マニアが体験記を書いている。
皆さんそれぞれ面白おかしく書いており、読み進めて行くうちに「俺にも出来るんじゃないか?」との気持ちがむくむくと膨らみ衝動的に計画することに(笑)

幸い珍しく今度の金土は仕事が連休なので、金曜日に走って土曜日は死んだように自宅で静養すればなんとかなるだろうと軽い気持ちで計画を立案。
千葉を回るとなれば普段行くことの出来ないエリアのラーメン探索も兼ねてしまおうということで、君津市にある「大ちゃんらーめん」をターゲットに設定(これ大事w)

あとは時計回りに回るか逆周りするかの問題だが・・・各ブログを参照すると逆時計回りの方が圧倒的に多いようだ。ならばそうするかと安易に決断。

てなことで自転車ナビタイムで検索しながら以下のように行程を立案。

①自宅~久里浜港 36.4km 2時間33分(5時30分発:8時着)
②久里浜港~金谷港  40分(8時20発:9時着)
③金谷港~大ちゃんラーメン 22.1km 1時間49分(9時10発:11時着)
④大ちゃんラーメン~千葉駅 44.4km 3時間8分(12時発:15時着)
⑤千葉駅~品川駅 45.4km 3時間16分(15時30分発:18時45分着)
⑥品川駅~自宅 28.2km 1時間57分(19時発:21時着)
【合計走行距離 176.5km 乗車時間12時間43分 全体所要時間15時間半】

これに休憩を加えた時間と、ナビタイムの設定時間よりも少し早く走れることをプラスマイナスすると大体予定通りでいけるでしょ!
朝5時半発で帰宅が21時か・・・この暑い中、13時間以上自転車を漕いでいて気が狂わなければ良いが(笑)

あとは準備物。
サドルバッグに常備している物としてはパンク修理一式、タイヤチューブ1本、ガスボンベ2本、緊急パンク修理セット、それと工具一式。
一応これでパンク対策はOK。怖いのはチェーン切れなどの重症だが、もしそんなことが起きれば天を仰いで諦めるしかない。

次にナビ関係。
僕の場合、ナビも走行ログもiPhoneのソフトでまかなっています。「自転車ナビタイム」と「Road Bike Pro」。なので充電器は必須。いつもは1個あれば十分なのだが今回は用意周到に3個用意。
あとは写真撮影用に古いiPhoneを1台と冷凍ペットボトルを包んだタオル2枚と着替え用のTシャツ1枚。

とりあえずこんなもんかな。お土産も買うことを考えるとリュックサックを背負うことになるけどまあいいか。
ちゅーことで前夜は21時頃、ウキウキと早めの就寝。

当日。起床は4時半。まさに遠足に行く小学生気分。
風呂にゆっくり入って目を覚ます。朝食は久里浜フェリーで取る予定なので特に口にせず。
部屋でまず写真を1枚(意味は特にないw)。

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奥さんと愛猫に軽く声を掛けて部屋を出る。マンションの前で愛車を撮影してさあ出発!

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予定通り5時半にスタート。まずは36km先の久里浜港を目指します。
最初の道程は慣れたもの。国道1号線から井土ヶ谷を抜け、鎌倉街道を経由して国道16号に出ると初めて横須賀方面の文字が目に入る。

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ここで出発からちょうど10km。当たり前だがまだまだ元気。
横須賀まではしばらくこの16号を走ることになるのだが、千葉に渡ってからこの16号に苦しめられることになろうとは今の俺はまだ知らない

さて、横須賀に向かう途中、こういった感じのトンネルを度々通ることになります。

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これが古くて狭くて危ない!なのでテールライトは必須。

出発から1時間。ちょうど金沢文庫駅を通過。

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第一ポイントの久里浜港まではちょうど半分くらい。順調順調。

そのまま進むと米軍基地前に。いつもはシャーっと通り過ぎるだけなんだけど、今日は後々ブログに書く気満々なんで写真撮っておくか・・・いや、お巡りさんが立っているので堂々とは撮れない。ささっと素早くシャッターを切るとなんだか訳のわからん写真に(笑)

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スタートから25km付近でナビを見ると久里浜港にはかなり早目に着きそう。8時20分の出航だから8時くらいに着けばいいかと思っていたが7時40分くらいに着いちゃいそうだ。
じゃ少し休憩していくかなぁと考えて三笠公園に寄ることに。三笠公園はお気に入りの場所で横須賀方面に走る際は必ず寄る場所なのです。
で、公園に着いたのは7時過ぎ・・・りゃ!まだ閉まってたか!

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トイレで顔を洗いたかったが、まあしょうがない。
5分ほど休憩して再び久里浜を目指してペダルを漕ぎ始める。

3kmほど走ると大津の交差点。ここで国道16号に別れを告げ国道134号に入ります。

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さあ久里浜港まであと7kmほど。時間も余裕だから焦らずにペダルを踏む。
なんせまだ140km以上残っているのだからここで足を使ってしまっては先が思いやられる。

途中、JR久里浜駅を右手に見る。

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サイクリングを始めて間もない頃、横須賀方面に走ったときにここで休憩したことを思い出す。
久里浜港まであと2km。がんばれ俺。

「フェリー乗り場はこちら」の案内が見えてきたあたりで「ペリー公園」なる標識を発見。

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むう(゚ε゚ ) 幕末フェチの僕としてここは押えておきたいが・・・だめだ、今日は無理。またにしよう。
(調べてみました。無理して行くまでもなかったようなので諦めて正解(笑))
http://www.kanagawaparks.com/kurihama-perry/perry/

ということで久里浜港に到着したのは7時53分。
フェリー切符売り場前に駐輪して切符を買い求めます。自転車込みで1,210円也。

窓口のお姉さまから切符を受け取りながら「えっと、乗船ってどうしたらいいんですか?」と聞くと「バイクと一緒に並んでください」とのこと。
なるほど、バイクが1台のみスタンバイしている。では横付けして写真など撮るか・・・と考える間もなく、「はい、そのままお進み下さい」と即乗船を促されてしまった。

まだフェリーの写真とか切符の写真とか撮ってないし、頭の中にはフェリーと愛車をバックに自撮りしている俺がいたのだが・・・そのまま自転車にまたがり乗船。
「こっちこっち」と手招きする係員さんに吸いつけられるように停車。
係員さんは丁寧に転倒防止の木型などをはめてくれました。

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・・・その際、「関係ないんですけど・・・」とハンドルを握って軽くゆすって「ハブが随分ヘタってますね」とのこと。
その時は「あ・ああ・・・そうですね」と答えた僕だったけど・・・

ハブってなんだ?

気にはなったものの、そこでググって調べて重要な欠陥だったりすると気になって残り140kmの旅が陳腐なものになりかねないので一旦忘れることにした。
(調べてみました。結構重要な部品だけどハブがイカレル前に他の部品が終わってしまうとのこと。ちゅーことは僕の愛車も結構おじいさんになってきてるってことか)
http://bicycle-post.jp/pwk0000700-post-2/

で、愛車を離れ階段を上り客室へ。
どうやら二輪車はバイクの方と僕の二人だけのよう。少し安心。というのも僕は人見知りなので同じサイクル野郎から話しかけられたりしたら面倒だなと思っていたので(笑)

まずは手洗いをして顔をジャブジャブ洗う。
デッキに出て休憩。ここまでのログを見ると38km。

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三笠公園で5分ほど休憩したものの38kmを一気に走った割には疲労感はない。残り140kmを考えたらここで疲労感を感じていたらやばいか。

出航までまだ少し時間があるようなので写真を撮りまくる。
まずはチケット。この旅での最高額の出費(笑)

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フェリーのりば遠景。

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久里浜港の中途半端なパノラマ。

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謎の「くりはま花の国」(ペリー公園とセットかい!)
http://www.kanagawaparks.com/kurihama-perry/

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花の国をバックに自撮り

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固定されたデッキのテーブルと椅子

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もういいか、こんなにフェリー情報いらんやろ(笑)さて朝食を求めに売店へ。
サイクル野郎達のブログを読み漁ったときに高確率でこの「よこすか海軍カリーパン」が登場していたのでゲット。

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中身はこんな感じ。

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うん、少々ピリッとしていてなかなかのお味。だけどこれで230円(200円だったかな?)は高いっしょ。セブンで100円で買えそう。

あとは船内を少しウロウロしてみたけど格別面白いことも無さそうなので、しっかり水分補給をしたり入念に何回もトイレに行ったり(笑)していると予定通り9時に金谷港に到着。

乗るときも車より先だったが降りるときも一番に下ろしてもらった。
乗船したときには時間が無かったので撮れなかったフェリーの乗船口を撮影。(面白くもなんともない絵だけどw)

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さあ次なる目標は22km先の「大ちゃんらーめん」ですな。11時開店との情報だから少し前に着くくらいで走れるだろう。ちょうどいい計算。

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ここからは国道127号を北上します。しばらくは海沿いだからこんな感じの景色が続く。

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すぐに現れたのが天然温泉。

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温泉かぁ、入りたいなぁ。お土産も買いたいし。でもまだまだ先が長いからここは我慢だ。

国道127号はすこぶる快適。こんな感じで道が整備されているので走りやすい。

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しばらく走ると千葉方面の標識。目指すラーメン屋は君津市だから木更津の手前ということになるか。

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っとこの時、信号待ちで横に並んだ袖ヶ浦ナンバーの工事車両のおじさん達が声を掛けてきた。
「兄ちゃん、どごがらきたー?」
・・・まあ兄ちゃんって歳でもないんだけど(笑)。でも気のよさそうなおじさん達だ。
「横浜からです。今日はこのまま東京湾を一周するんですよ」と言うとおじさん達は呆れたような表情を浮かべる。そりゃそうだろう、二週間前の俺だってこんなことは思いつきもしなかった。
「きーつけてなー!」と声を掛けてくれておじさん達は行ってしまった。

ところで今日は薄曇りの天気模様。晴れていると対岸には三浦半島が見えるのだろうけど、今日はこんな感じ。

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まあその三浦半島から渡ってきたんだから見えなくても別に良かろう。

また少し走っていると・・・おお!絶滅寸前のサラダ館を発見!

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あまり書くと素性が割れてしまうのだが、サラダ館にはそれなりの思い入れがある僕である。がんばって欲しいものだ。

で、このまま行くと10時15分くらいにラーメン屋に着いてしまいそう。それではいくらなんでも早すぎるだろう。少し早いけどどこかで少々休憩するか。
などと適当な休憩場所を探していると「上総湊海浜公園」の看板が目に入る。
ん~、ぱっとしなさそうだけど、まあここでいいか。
ちゅーことで海岸近くまで自転車を進めてきたが・・・

ぱっとせん!

茫々とした草むらの先に砂浜と海が広がっているだけ(笑)

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まあいいか。ここで少しぼーっとしながら暫し水分補給などの休憩した後、ふたたび走り出します。

この辺りでなんとなく胃がもたれるというか胸焼けがする。・・・理由はあれしか考えられない。

海軍カリーパンよ、お前か

まあ、それほど酷くならなかったんで笑い話であります。

で、国道127号線はこの辺りから海岸線に別れを告げ、のどかな田園風景になっていく。

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いちご狩りやブルーベリー狩りなるものまで楽しめるのか。

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さっきまで海岸線だったのに・・・う~む奥が深いぞ千葉県!

そしてピラミッドもしくはルーブル美術館的な建物を発見したので反射的にシャッターを押した後気がついた。

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ラブホかいっ!

深い、深すぎるぞ千葉県!

千葉の懐の深さに驚愕しながら(ちょっと嘘w)、目指すポイントである「大ちゃんらーめん」に着いたのは10時40分。

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・・・な・並んでる~!

いやいや今日は平日だし、失礼ながらこんなローカルな立地で開店20分前に10人近い行列が出来てるとは思わなかった。
急いで自転車を駐車場の片隅に停め、吸いつけられるように列に接続。
店内は広いようだし、僕は10人目のようだからすんなり入店は出来るだろうけど、この人気振りにはびっくりしたなぁ。

5分ほど並んでいると早めに開店してくれたみたいでラッキー。
で、これが念願の「しおとんこつ(650円也)」。

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分類的には塩ラーメンなのだろうけど、これがまた醤油のようであり味噌のようでもあり・・・これもまた懐の深い味でありました。

さて、旨いラーメンを満喫した後、店を後にしたのは11時半。
ここで一度、ナビを現在地から自宅までの距離を表示させて見る。

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ひゃ・ひゃくじゅうはちキロ

ううむ。分かってはいたものの、モチベーション向上の為にはもうちょい刻んで表示すれば良かったか。
とはいえこれがベストな行程なのだろうから、このままこの表示を頼りに走っていくこととする。

ちなみに自宅を出発してからこのラーメン屋まで62km。ちょうど三分の一を走り終えたということか。まあ順調といえば順調。

しかしここから辛いのは明確なポイントを設けて無いこと。
自宅を出発してからはまず久里浜港、そして千葉に渡ってからはラーメン屋と手ごろなポイントがあったのだけど、いきなり118km先を目指しても辛い。

先達のサイクル野郎様達のブログを読み漁ったときの記述が頭に浮かぶ。それほど疲れを感じなくても1時間に1回は休憩を取ることが良いと書いてあった。
それにお昼になってからやたら天気が良くなった。この直射日光を長時間浴び続けるのは避けたほうが良いだろう。

ということで1時間または20kmほどをめどに休憩を取ることに決めて走り出した。

道は国道127号から国道16号に入る。
木更津大橋を渡ったところで道路脇に表示してある案内が目に入り気になる。
・・・今、「横浜まで200km」とか書いてなかったか?止まって確認するとたしかにそう表示してある。

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少し止まって頭を回転させてみる。
なるほど今走っているのは国道16号線。これってぐるっと回って横浜まで通じているのか。事実、今朝16号を通ってきたもんな。しかしあと200kmってどういうことだ?
ナビで確認してみると横浜の自宅まであと102km。

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その差98km。なぜ?
・・・ここでやっと気づく。

国道16号が俺の家まで最短距離を走っているわけではないのだ。

事実、国道16号線は千葉~埼玉~東京を経由して神奈川に通じている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%81%9316%E5%8F%B7
こんな簡単なことも瞬時に判断できなくなってきているのか。
これはヤバイ、少し休憩しよう。

しかし国道16号はそれを許してくれなかった。
適当な休憩場所、公園とかコンビニとかを探しながら走るがそれが見当たらない。
特に袖ヶ浦を過ぎた辺りから埋立地のまっすぐな道となり、左右には石油会社のコンビナートが立ち並ぶ。
行けども行けども景色は変わらず、コンビ二どころか日陰すらない。トラックの交通量が多くしかもかなりハイスピードで通行していて危険極まりない。
おまけに道路端は舗装が悪くしばしばアスファルトがめくれてガタガタ道となっているのだ。

この状態が10kmほど続いただろうか。
このとき俺の頭にはこの国道16号の呼び名が浮かんでいた。

ヘルウェイ

これは気を許すとやられる!
こんなヘルウェイで朽ち果ててたまるか!

そう思い、自宅を出発してからずっと聴いていたウォークマンを「柳屋小三治」の落語からアメリカンロックの「Journy」に変える。
(※本当はいけないのですが・・・僕はサイクリングの際はいつもウォークマンで何かしら聴きながら走っています。たいがい音量小さめに落語を聴いていますけどw)

ということで、どこまでも続くかと思われたこのヘルウェイ。
なんとか乗り切って休憩できたのは自宅を出発してからちょうど100km地点の市原市八幡浦というところにあったファミマ。
なんとラーメン屋から2時間38kmを休憩なしで走らされてしまったということになる。

ヘルウェイ恐るべし 

さてそのファミマ。
ほとんど砂漠でオアシスを見つけた人状態で入店し、ペットボトルとパピコ(大好物w)
を買い求める。
幸い休憩所のあるファミマだったのでペットボトルを一気飲みしてパピコを堪能する。

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すると隣り合わせた家族連れの5歳くらいの女の子も同じパピコを食べており、「あの人もパピコ食べてる~」と指をさされる。

うるさい、大人だろうがオヤジだろうがヘルウェイを乗り切って火照った体を冷やすため俺には今パピコが必要なのだ。
落ち着いてから生存情報を伝えるために奥さんにパピコの写真つきでラインする。
するとほぼ同時に奥さんも自宅でパピコを食べていたという。

どんだけ人気あるんだパピコ

さてさてこの時点で自宅を出発してから100km、そして残りは80km。ただいまの時刻は13時40分。
恐らく気温は今から数時間がピークになるだろう。体感気温は余裕で35度はありそうだ。
ナビによると、このペースで走れば19時40分には自宅に帰りつける。計画では21時頃に帰宅する予定だったのでそこそこ休憩を取りながら帰っても計画より遅くなることはあるまい。

よし、では出発するか。次のポイントは20km先の幕張あたりかな。
あ、そうそう愛車に気になることが一つあったんだった。
ヘルウェイを通行しているときに右のブレーキレバーがガクガクしたので出発前によく見とかなきゃと調べてみると・・・

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ネジ抜けてるし~

おいおい、これ大丈夫なのか?と思いつつグリグリやってみると、すぐにどうこうなる感じではない。少しほっとしつつも、これが一番新しい部品なのになぁと、すかさずAmazonへのクレームの文章が頭をよぎる。
まあ今は無事に自宅に帰りつければそれでよし。

ということで幕張を目指しファミマを出発。
少し走ると国道16号に別れを告げ国道357号へ入る。

さらばヘルウェイ、また会う日まで(横浜でまた会うけど)

しかしこの国道357号は道幅が狭く交通量が多い。
走りやすいことは走りやすいがこれといった盛り上がりもなく淡々と進む。なのでここでBGMを柳屋小三治に戻す(笑)
千葉駅を右に見ながら更に進むとはるか彼方に高層ビルが見えてきた。

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車輪よ、あれが幕張だ

よしよしあそこで休憩を取ろう。
ということで再びファミマを見つけ休憩を取る。

この時点でかなり喉の渇きを覚える。こりゃ500mlのペットボトルじゃだめだ。ちゅーことで2Lのボトルを買い求めて一気に1Lくらいを飲み干す。

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時刻は15時ちょうど。暑い暑い。

残念ながらこのファミマは休憩所がないので入り口付近の駐車場のタイヤ止めに腰掛けて休憩する。
この時点で残り60km。自宅を出発してから120km。やっと三分の二まで来たか。
よしよしまだ十分に足は残っている。気になるのは股がこすれて痛いことと手首に疲労感があること。120km走ってこれくらいの疲労であれば残り60kmはいけそうな気がする。

さすがに2Lを全て飲み干すには至らず残った1Lは持っている500mlの空きペットボトルに分け分けして保存しておく。地球に優しいサイクリング野郎の俺だ。

さーて、休憩おわり。
このまま357号線を走っていればもうすぐ都内に入るはずだ。そうするとモチベーションも上がるかな。

がんばれ俺!

ってことで再スタートして30分ほどで江戸川を渡る。

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やったー!ついに都内に入ったぞ。残りも50kmほどだ。だんだん残りの距離が現実的な数字になってきたぜ。やるな俺。

とモチベーションが上がったのもつかの間、なぜか浦安駅前の交差点に出てしまう。

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はあ?江戸川渡ったら都内じゃないのか?いつの間に千葉に逆戻りしてるんだ?

ここはトワイライトゾーンかっ!

後で調べたところによると、江戸川はここから少し上流の江戸川水門から旧江戸川と江戸川に枝分かれしており、東京と千葉の境界線は旧江戸川のほうを通っているらしい。
旧江戸川はかつての江戸川本流であったが、色々あって支流扱いに格下げされたものの境界の名誉は保持しているようだ。
まあ、ここにクドクド書くほどのことではないか(笑)興味あれば下記参照。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A7%E6%B1%9F%E6%88%B8%E5%B7%9D

で、もう少し走るとその旧江戸川に架かる浦安橋を通過。

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「東京都」の標識を期待したが残念ながら見当たらず。見落としたかな?
でも橋を渡ると葛西の住所表示が目に入るし遠くにスカイツリーが見える。

やっと江戸に着いた

江戸時代に参勤交代で重い荷物を持たされている下級武士のような気持ちだ。

しかし・・・この辺りから少し頭に微熱を感じるようになってきた。
なんだろう?風邪の引き始めような感じだが・・・朝はなんともなかったのにおかしいな。

で気づく。
これが熱中症の症状なんだろう。
身体自体が平熱を保てなくなっているのだ。だから風邪で体温が上がっているときと同じ感じになっているのだろう。

こりゃまずいぞ。ひとまず休まなきゃ。そういえば幕張から走ること20km。一時間以上走り続けているからペース的にもそろそろ休憩だ。

とはいえこの辺りはだんだんと都会の喧騒が激しくなってきているし、コンビニもこじんまりとして休憩できるようなスペースは無さそう。
マックにでも寄るか。どうするか・・・と考えているとマンションの横に小さな公園を発見。
飛び込むように愛車で乗り込む。

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幸い人影はまばら。とりあえずベンチに腰を下ろし水分を補給する。
ふう、一息ついた。

ナビを見ると残り40kmほど。少しここでゆっくりして、あと1回ほど休憩を取れば帰り着けるだろう。
ふと目線を公園の中心に向けると水道の蛇口があることに気付いた。

う・うおーたー

そんなセリフが口から漏れていたのではないかと思える様相でベンチからふらふらと立ち上がる俺。頭から水をかぶりたい。できれば上半身ずぶぬれになってみたい。
しかし、ふと気がつけばそのすぐ横にある砂場で若い夫婦と子供が遊んでいるではないか。

いかん、この幸せそうな家族から見れば公園の水道で頭から水をかぶっているオヤジってどう映るだろうか。
ひょっとして、

家の無い人

まずい、俺が逆の立場だったら絶対にそう思う。どうするか。でも頭から水をかぶればこの気分も随分すっきりするに違いない。
ええい、かまうものか。なんと思われようが生存することが先決なのだ。

意を決して10mほど先の水道に向かい足を踏み出す。
そうだ!自転車をアピールするんだ!一瞬「えっ!」と思われても自転車が目に入れば「ああ、今日は暑いから頭を冷やしてるサイクリングの人ね」と納得してくれるに違いない。
俺は実際にそうなのだから。

そして自転車とともに水道脇まで移動して頭から水をかぶる俺だった。出来れば上半身裸になって水浴びしたいところだったが、さすがにそれをやると通報されるかも知れないので頭だけ2分くらい冷やし続けたのであった。

・・・これで随分と楽になった。しかし後で振り返ってみるとこのときが最も危ない時間帯だったようだ。
結局この家族は俺には何の興味も持たずに談笑していた。考えてみりゃそりゃそうだ。都会の真ん中で、見ればそれと分かるサイクリングの格好をしている男がこのクソ暑い日に公園で頭から水をかぶることくらい、この家族の夕食時の話題にもならないだろう。

ということでここで20分ほど休憩していたら随分楽になった。
それでは次は多摩川辺りで休憩を取るとするか。

ここから先は都内のど真ん中を走る。
東陽町のあたりを走っていると随分日が陰ってきた。標識に太陽が隠れると体感温度が違うように思える。

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もうすぐ17時になろうとしている。

っとここでウォークマンのワイヤレスイヤーフォンの電池が切れた。自宅を出発してから11時間半。ラーメン食ってる30分以外はほとんどON状態だったからよく持ってくれたものだ。
ありがとう柳屋小三治師匠!

永代橋を渡るころにはなんとなく夕暮れが近くなってきた。

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そして八丁堀から進路を南に取り築地市場前を17時20分に通過。

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築地といえば小池都知事。どう決着するのだろうか、などとサイクリングとは全然関係ないことをチラッと考える(笑)

そこから埋立地帯のシーサイド側をずっと走り品川を過ぎたあたりで国道15号(いわゆるイチコク)に出た。

順調順調。
そろそろ残りも20kmほど。ここまで150km以上を走ってきたことになる。
じゃ、休憩所を探すか・・・ということで休憩所のある大森のファミマを選択。

ファミマ率 高!

ラーメン屋を出てから4回の休憩のうち3回がファミマかよ。どんだけ好きなんだファミマ。
などと考えながらクーラーの効いた店内で生き返るような気分。
よしよし、じゃあゾンビから人間に戻る最終兵器として奮発してアイスコーヒーのMだ!

で、レジで精算しようとするとレジのおばさん二人が「あら、この猫ちゃんかわいい~!」と俺のTシャツを見て素っ頓狂な声を上げる。
そう、この日着ていたTシャツは愛猫コタローのオリジナルプリントTシャツなのだ。

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愛猫を可愛いといわれて悪い気分がするはずがない。
「え、ええウチの猫なんですけどね」と答えると「アメリカンショート?それともキジトラちゃん?」と畳み掛けてくる。
「あ、ベンガルの雑種なんですけどね」などとつい口角を上げて会話してしまった。

本日3回目の人とのふれあいだったけど、こういうのも悪くないものだ。(1回目はフェリーのハブ兄ちゃんで2回目は袖ヶ浦ナンバーの工事おっさん達)

で、アイスコーヒーでHPを回復。

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ここから奥さんにライン。生存報告と「水風呂」の用意をお願いする。火照った身体を冷やすには水風呂が一番なのだ。

さあ残り20km。サクッと走破しちゃいますかぁ。あとはひたすらイチコクを走るだけだ。

ここまで帰って来たらば良く知っている道なんでナビは必要ない。とはいえ残り20kmから少しずつ距離が減っていくのを見るとペダルを踏み込むのが楽しくなる。
ここまで来てもまだ足は十分に残っている。心配していた腰の痛みもほとんどない。股擦れと手首の痛みだけはどうしようもないからこれは我慢我慢。

18時半についに多摩川を越える。神奈川県に戻ってきた!

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なんか感慨深いぞ。

そして鶴見川を越えて横浜市に入ったのがちょうど19時。

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・・・ほんとに戻ってきたなぁ。しかし家に帰るまでが遠足。得てしてこういう油断が思わぬ事故を呼ぶ。最後まで気を引き締めていこう。

そして横浜駅東口を通過したのが19時半。

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すっかり辺りは暗くなってしまった。

ちょうど会社帰りの交通量が多い時間帯なので思ったよりもスピードが出せない。まあ焦らない焦らない。
家で待っている奥さんと愛猫と水風呂をモチベーションにしてペダルを踏み込む。

そして19時59分。ついに自宅マンションの駐輪場に到着。

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走行距離178.8km  乗車時間11時間24分 休憩を入れた全所要時間14時間半
いやいやいや、疲れたけど楽しかった。
なにより大きなトラブル無く無事に帰って来れたことが一番嬉しいし、もっとヘロヘロに疲れ切ってしまうかと思ったけど、結構体力がある自分に自信も持てた。
(歳取ると筋肉痛が一日遅れでやってくるので怖かったがそれも無かったしw)

惜しむらくは「ただいま~、無事に帰ったよ」とマンションのドアを開けて部屋に入ると「お風呂、残り湯だけどいい?」と言われてプチッとキレそうになったことだけが誤算(笑)

本当に良いチャレンジだったと自画自賛

次回のチャレンジはどこにするかな。しばらくしたら熱海往復とか日光街道の旅とかまた考えてみることにしよう。

今回のワンイチの旅で触れ合った全ての人と奥さんと愛猫に感謝。

2017年7月28日

2016年7月 2日 (土)

#16/36軒/43杯目 兎に角

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本日は土曜日なり・・・で、仕事です
最近は日曜日以外はほとんど仕事に忙殺されております。まあこのご時世、忙しいことは幸せなことだと思うしかないっすね・・・

で今日の午前中は南柏で打ち合わせ。
南柏あたりで良さげな店を探すもののピンと来る店がありません。ならば途中下車して久しぶりの兎に角詣でと参りましょう!

ちゅーことで店前にやってきたのは12時ちょい過ぎ。

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店前に7人ほど並んでおります。が、これは想定内。むしろ10名は並んでいるかとも思っていたのでラッキーかもしれません
なんにしようかなぁ、と店先に貼られたメニュー表に視線を移します。

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ここでは油そばしか食べたことがないのでラーメンのチョイスもありなんですが・・・やはり確実に旨い油そばに決定。

しばらく並んでいると列が進み、お姉さまスタッフさんがオーダーを取りに来てくれたので「油そばとメンマ増し(930円也)」を告げます。

結局、店外待ち15分ほどで店内入って一番右奥のカウンターに案内されました。

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この店は4年ぶり 3回目なんですが、このアングルは初めて。
厨房内にスタッフさんは3名、お姉ちゃんスタッフさんも出たり入ったりでキビキビした仕事っぷりが実に小気味よい

7~8分で提供。
麺とタレは軽く和えてくれているようですが、おりゃ~っと入念にかき混ぜます。

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よしよし、ではいただきましょう!
うどんのような麺を一口バクッと頬張ると・・・あー・・・やっぱり旨いわこれ

ほぐし豚とメンマがタレと絡み合い、鰹節が脇から食感を支え見事な調和をもたらしております。
3口ほど食べた後で少量の酢と一味を加えて完璧な布陣に仕立てると、もう箸が止まらない

ズルズルバクバク行ってるとそのまま完食してしまいそうな勢いだったので、わずかに残っていた自制心を発揮して割スープをお願いします。

で、やってきたのがドロリンチョのこやつ。

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これをそれっ!と麺ドンブリに投入するとこうなります。

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絵図としてはイマイチですが、メンマ増しした甲斐があって多量のメンマが豚骨魚介スープと絡まって旨い旨い旨い

茹で前250gの麺量は今の僕にはちょっと多い気もしましたが難なくペロッとイケちゃいましたがな。
ああ旨かった!

午後もしっかり仕事できる活力をもらったなー。
「ごちそーさまー」とドンブリを高台に返して気持ちよく店を後にしました。
もうちょい僕の活動範囲内にあれば足しげく通えるんだけどなぁ。

とはいえ、本日も至福の一杯をご馳走様でした!

2016年7月2日(レビュー通算457軒目1,204杯目)

千葉県松戸市根本462 比嘉ビル1F